Shift Cube Vol.31
堀口葵展　shower room

堀口葵は、1992年愛知県生まれ。2014年に名古屋造形大学総合造形コースを卒業後、愛知県を拠点に活動を続けている。
彼女の作品は、思わず触れてみたくなるようなところに魅力がある。人の肉体の美しさに着目し、彼女のフィルターを通ったそれらは幻想的かつ大胆に表現される。Shift Cubeをシャワールームに見立てる今回の展示は、パブリックスペースの中にプライベートスペースを築くという、画期的な試みとなることだろう。

Shift Cubeとは？
絵画や立体作品、インスタレーションなど、様々な作品を展示するために、2009年3月に設置された箱型展示スペースです。ギャラリーを飛び出し、人が行き交う巨大空間で、上質な美術作品に出会うための、フレキシブルな可動式展示スペースとして機能します。

Shift Cubeが目指すもの
「Shift・シフト」とは、「移動、転換」といった物理的な移動から、人の感情や思考等の変化、または重力・引力等の見えない力の転移を表す意味をもっています。そこには、「人と人が展示を通して行き交う」という意味はもちろんのこと、「Shift Cubeで継続的に行われる展覧会の作家たちが、次のステージへ移り、活躍していけるように」という願いも込められています。Shift Cube展覧会は主に文化フォーラム春日井と縁のあるアーティストを起用し、いつでも今日のクリエイティブシーンに立ち会うことができる創造的現場を目指しています。

［協力］愛知県立芸術大学、中部大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学