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FORUM PRESSレポーター
「展覧会プレイ×アート」


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2013/11/16(土)~12/25(水)に開催された展覧会「あそびでつながる広場 プレイ×アート」を、レポーター2名が紹介してくれました。Report48・49はFORUM PRESS vol.61からどうぞ(PDF:4.2MB)

Report50  「プレイ×アート体験しました」 林佳枝 

ギャラリー中央に置かれた巨大サッカーボードゲーム。実戦できると聞いて、可愛い女の子&ママのペアと対戦しました。選手を操る長いレバーは思いのほか重く、惜しくも我がチームは敗退です。でも大興奮の楽しさ。隣接する『サボテン森』には、入場者手描きのイラストを、そっくり緻密に立体化し、筆致までもをアップリケで表現したしたぬいぐるみが所狭しとぶら下がっています。サボテンの実だそうです。素材は皆から集めた古着や端切れ。とてもユニーク、でも綺麗!
さて、スタンプラリーのスタンプを求めて近くの商店街に繰り出せば、張りぼての猫頭『みゃこニンゲン』に出会ったり、思わぬ名店や誰でも集える憩いのスポットを発見。身体も心もちょっぴりぬくぬくしました。“参加型アート”って何かしら?と思っていましたが、実は参加者全員が作品の一部になってしまう事だったのですね。二組の個性派アーティストさんの“人と人を繋げる”という企みに、見事にはまってしまいました。

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Report51  「春日井ってホントはワンダーランドだったんだ!」 前島恭子 

「体験型アートイベント」ってなに?百聞は一見にしかずとはよく言ったもの。見て触って歩くことで、見慣れた景色がアートに変わりました。
サッカー選手や力士を作るところから始まった巨大サッカーゲーム『AC-サボテン』と巨大紙相撲は、迫力満点。来場者が布切れを貼りつけることでどんどん姿を変えるオオトカゲの住む『サボテン森』は、来場者が描いた生き物をそっくりそのままヌイグルミ住人にする作品。どんどん増 えていきます。街に出れば、ショーウィンドウごしに、店の奥にも、アート作品が…!
KOSUGE1-16さんも安部泰輔さんも、“ヒトとヒト”“ヒトとモノ”“ヒトとマチ”をつなげる作品を創るアーティストです。忘れかけていた温かさを、ふんわり思い出させてくれました。盛 りだくさんで最初はとまどったけれど、「アートって受身じゃなくて攻めるモノだったんだ!」と気付かせてくれた1ヶ月余。心を澄まして日々を過ごせば、毎日がもっとキラキラしたものに変わるでしょう。

[2014/07/05|投稿者:Y.G]