財団スタッフDIARY

2015年5月の記事一覧


FORUM PRESSレポーター
生演奏と投影で綴る大作曲家の大傑作シリーズ vol.1 モーツァルト


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2015/3/7(土)に開催されたコンサート「生演奏と投影で綴る大作曲家の大傑作シリーズ vol.1 モーツァルト」を、レポーターが紹介してくれました。Report91はFORUM PRESS vol.68からどうぞ(PDF:6.34MB)

Report92  「茂木さんの情熱と生演奏に感動」 紀留美 

クラシックコンサートというと、ときに目を閉じ音に集中して楽しんでいます。しかし今回は、目も耳も頭もフル回転でした。
第一部は、オペラ『フィガロの結婚』。18世紀後半の演奏会を体感できる工夫が2つありました。一つは、交響曲『ハフナー』を楽章ごとにわけたこと、2つ目はオペラからすてきな曲を選んでの演奏です。交響曲第一楽章の後に、オペラが始まりました。オペラ歌手が一人ずつ登場して、素晴らしい歌声を披露しました。オペラの2つの幕間には、交響曲の第2、第3楽章がそれぞれ演奏されました。オペラの粗筋などをスクリーンで見ながら演奏を聴くので、分かりやすく面白かった です。
第2部は、交響曲第40番。茂木大輔さんの解説にあわせ、オペラ歌手とオーケストラの演奏が聴ける贅沢な企画に驚きました。
茂木さんのモーツァルトへの愛情や、良さを伝えたいという熱意が伝わってきました。今後の『大作曲家の大傑作シリーズ』が楽しみです。

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Report93  「視覚と聴覚で感じるコンサート」 のぐちりえ 

もはや春日井の“お家芸”とも言えるスクリーン投影付きコンサート。その投影が本領発揮されたコンサート『生演奏と投影で綴る大作曲家の大傑作シリーズ』の第一弾が開催された。
交響曲第35番ニ長調『ハフナー』の曲調にあわせて、その生い立ちがスクリーンで紹介されたのは、作曲家の中で一番研究されているというモーツァルトだ。
茂木大輔さんの軽快ながらも、奥の深いモーツァルト談義を聴いてから、その解説にあった曲の部分を、名フィルの素晴らしい演奏で聴く、というなんとも贅沢で密度の濃いコンサートであった。「『交響曲第40番』ト短調第4楽章のバイオリンの旋律はベートヴェンのあの『運命』の第3楽章にオマージュされている」とか、「シューベルト、ハイドンなどにも多大な影響を与えた」という解説を聴くと、影響を受けた作曲家達の曲も聴きたくなるというものである。
今後も第2弾、3弾と続くこのシリーズを楽しみにしたい。

Report94  「大傑作から大発見!」 中学生レポーター 野口颯一朗 

今回初めての試みであった『大作曲家の大傑作シリーズ』。第一弾はモーツァルトでした。この公演は、『のだめ音楽会』から更にパワーアップした茂木大輔さんの解説と名フィルの素晴らしい演奏、そして三人のオペラ歌手の力強い歌声が楽しめるものでした。
第一部では、歌劇『フィガロの結婚』から選りすぐりの曲と交響曲第35番『ハフナー』が演奏されました。この『ハフナー』は、モーツァルトの時代の演奏会を再現するために『フィガロの結婚』の合間に演奏するという貴重な試みでした。
第二部は、誰もが一度は聴いた事があるであろう『交響曲第40番』を茂木さんの聴き所解説を交えながらの贅沢な鑑賞となりました。この解説を意識して改めて聴いてみると「この楽章はしっとりしているなぁ、なんか物悲しげだなぁ」と、新たな発見をすることができました。皆さんも茂木さんの解説を聞いて、名曲の新たな感じ方を見つけてみませんか。


FORUM PRESSレポーター
「塔本シスコ展 こどもの心をもったおばあちゃん画家」


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2015/2/14(土)~3/29(日)に開催された展覧会「塔本シスコ展 こどもの心をもったおばあちゃん画家」を、レポーターが紹介してくれました。Report89はFORUM PRESS vol.68からどうぞ(PDF:6.34MB)

Report90  「ありのままに描いたら、こうなった」 伊藤弘子 

三年前、同じ文化フォーラムで一点だけ見た塔本シスコさんの絵に、再会することができました。今度はたっぷり時間をかけて……。
シスコさんの絵はその名前と同様に、ユニークで夢に溢れています。彼女は五十歳を過ぎてから絵を描き始めたそうですが、普通の人ならばそろそろパワーも創造力も衰えてくる年齢です。以後四十年、衰えるどころか益々自由に、エネルギッシュに、カラフルで一度見たら忘れられない世界を表現し続けました。
絵を始めるまでの長い人生の積み重ねが、一気に爆発したのでしょう。シスコさんの描く蛇の背はヌラヌラと輝き、花火は妖艶に、無邪気に咲き誇ります。故郷、思い出、家族、題材は何でも、ダンボールやトレイ、菓子箱等にも描きました。絶筆の小品「シスコの月」の見事さにはホッと癒され、人生こうありたいと思う美しさでした。久しぶりにあの言葉を思い出していました。
「芸術はバクハツだ!!」

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【入社1年目・新人スタッフ鈴木のアレコレ紹介】
Vol1.情報誌FORUM PRESS


はじめまして!
この春からかすがい市民文化財団の仲間入りをしました鈴木と申します。
これからこのスタッフDiaryにて、かすがい市民文化財団のアレコレを
紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします!

さて、みなさまは「FORUM PRESS」をご存じですか?

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かすがい市民文化財団が二か月に一度発行している情報誌です。
先日、まだ財団のことを何も知らないから少しでも勉強しよう!と、
過去のFORUM PRESSを読んでいたのですが……
これがとっても面白いのです!
過去にやっていた企画に関連した特集、スタッフや市民の方のコメントなどなど、
読んでいるとこれまでの財団の歩みをぐっと身近に感じることができました。

その中で私のお気に入りの記事をご紹介します!
あっ、これ見たことある!という方もいらっしゃるかもしれません。

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PDFのダウンロードはコチラ(2.68MB)

財団10周年である2010年の11月26日に発行された「号外FORUM PRESS」に掲載された記事です。
アーティストの方からいただいた10年分のサインを市民会館の楽屋に広げて、
スタッフたちが思い出の公演について語っています。
みんなとてもいい笑顔をしていますよね!
これを広げていたら周りにいた先輩たちがみんな「なつかし~!!」と大笑いしていました。

過去のFORUM PRESSを今読んでも面白いのは、ただ公演情報をお知らせするだけでなく、
このサインの記事のようにアーティスト、スタッフ、そして市民の方といった
財団に関わる様々な人の姿を感じられるからかもしれません。

FORUM PRESSは文化フォーラム春日井をはじめ、市内で配布しています。
開いていただけたらきっとひとつはアンテナにピピッとくる情報があると思います。
ぜひぜひお手にとっていただき、そして感想を聞かせていただけたら嬉しいです。
FORUM PRESSがこれからもっともっとみなさんのコミュニケーションの場として
愛される存在になったらいいなと思いました。