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2017年10月の記事一覧


【FORUM PRESSレポーター】「第66回春日井市民美術展覧会」ギャラリートーク


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2017年8月19日(土)に開催された、「第66回春日井市民美術展覧会」のギャラリートークから、「日本画部門」と「写真部門」の様子を2人がレポート!

FORUM PRESSvol.82にもレポートを掲載しています。Report230はコチラからPDFでお読みいただけます。

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日本画部門ギャラリートークの様子

 Report231【ひとつ上をめざして】 こじまみつこ

昭和20年に始まった『春日井市民美術展覧会』は今年で66回目。私の生まれる前から続いている展覧会にまずびっくり。部門は『日本画』『洋画』『書』『彫塑工芸』『写真』の5つです。
日本画部門で、初日のギャラリートーク(審査員解説)に参加しました。審査員の安達英志郎さんが市長賞の『おかめの舞』を解説。振り袖姿の女性たちがおかめのお面をつけてお辞儀をしている絵で、日本画のギャラリーでパッと目に飛び込んできます。「モチーフが斬新で、彩が華やかで丁寧に描けている」との評でした。財団理事長賞の『鳳雀の和』は迫力のある絵です。作者の宙(sora)さんは、洋画と彫塑工芸部門でも額と絵が一体となった作品を出品されていて、印象的でした。
ギャラリートークの参加者は作品を出品された方も多く、審査員の話を熱心に聞いた上で、自作品へのアドバイスを求めていました。次作品への意欲が感じられます。
書、写真等のギャラリーも覗いてみましたが、作品について熱心に語る人たちであふれていました。

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「おかめの舞」坪井勇         「鳳雀の和」宙(sora)

 Report232【審査員が伝授する写真の極意】 田中昭則

第66回春日井市民美術展覧会を観に行きました。各部門で審査員によるギャラリートークが開催されており、私は写真部門に参加しました。
写真は奥が深いもので、高級なカメラで撮れば良い写真になるとは限りませんし、ごく普通のコンパクトカメラで撮ったスナップ写真でも、ポイントを押さえれば、立派な「作品」と呼べる写真になります。ギャラリートークは、審査員の先生による受賞作品の解説を聞きながら、作品と呼べる写真を撮るためのテクニックを教わる絶好の機会でした。
洋画部門と隣り合っていた会場では、洋画目当てで来ていた人も写真を見ていたようで、多くの人でにぎわっていました。写真撮影についての技術もさることながら、作品を引き立てるテクニックを得ることができました。額装するときに、画面の余白が見えていたり、写真の固定が悪くて台紙からずれていたりするのは、見栄えの点で損をしている等、審査員はこんなところも見ている、というポイントも教えてもらえて、行ってよかったと思ったギャラリートークでした。

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写真部門ギャラリートークの様子


【FORUM PRESSレポーター】「手作り人形で人形劇を上演しよう!」ワークショップ


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2017年8月10日(木)に開催された、夏休みのワークショップ「手作り人形で人形劇を上演しよう!」を、親子で参加した2人がレポート!

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同じキットからたくさんの人形ができます

Report228【楽しかったよ、人形げきと人形作り】  たもと かんな(小学生レポーター)

わたしは、お人形作りと人形げきをするワークショップにさんかしました。お人形は、スポンジを使って、作りました。わたしは、うさぎのお人形を作りました。ほかに、ねずみやきつねなどのお人形を作っている子もいました。先生に作り方を教えてもらいながら、作りました。わたしは、うさぎの耳にリボンをつけて、かわいくしました。
お人形がかんせいしたら、自分で作ったお人形で人形げきをしました。まず、先生に、人形げきの見本をしてもらい、見本をさんこうにして、お友だちと人形げきをして遊びました。みんなで、お人形をうごかしながら、じこしょうかいをしました。じこしょうかいでは、作ったお人形に名前をつけて、お人形の名前とつたえたいことなどを、言いました。
みんな、たくさんくふうして、お人形を作っていて、すごいと思いました。みんなで、お人形を使って遊べて楽しかったです。

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完成したお人形と一緒に☆

icon_kinorumi Report229【人形を自分で作って、人形劇】 紀 瑠美

文化フォーラム春日井と春日井市民会館では、「かすがい文化フェスティバル」として、夏休み中、子どものための多彩なワークショップが開催され、大盛況でした。
8月10日(木)には、小学生20名が、スポンジで人形を手作りし、人形劇をして遊びました。初めに、「人形劇団むすび座」の安藤さんによる人形劇の実演を見て、イメージをつかみます。その後、作り方の説明を受け、講師の先生方に教えてもらいながら、鍋つかみ用ミトンのような形(親指なし)のスポンジに、手や耳、目鼻口などを付けて、ウサギやネズミ、オオカミなど工夫いっぱいの人形を作りました。
出来あがった子から、人形を手にはめ、さっそく遊び始めました。初めて出会った子どもたちがすっかり仲良くなって、人形劇風にオーディションごっこをしたり、大きな魚釣りごっこをしたりして楽しんでいました。先生方に表現のコツを教えてもらい、工夫する姿もありました。最後には全員で、人形が順番に自己紹介する人形劇を演じていました。

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最後は全員でお人形の自己紹介!


【FORUM PRESSレポーター】大人も子どもも楽しめる!「松竹大歌舞伎」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2017年7月23日(日)に開催された「松竹大歌舞伎」をレポート!
FORUM PRESSvol.82にもレポートを掲載しています。Report226はコチラからPDFでお読みいただけます。

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icon_kinorumi Report227【楽しませる工夫いっぱい!】 紀 瑠美

「松竹大歌舞伎」は今年も満席。春日井では、ベテランの歌舞伎ファンを楽しませる一方、新しいファンの獲得にも力を入れています。例えば、「青少年鑑賞サポートプログラム」を利用した小中高生は、500円で鑑賞でき、公演直前のミニ講座やイヤホンガイドの無料貸出もあります。ミニ講座では、演目を人気アニメに、襲名のしくみを出世魚に例えて、子どもたちの興味をひいていました。事前講座に参加し、イヤホンガイドを聴きながら鑑賞すると、歌舞伎がぐんとおもしろくなります。一般向けの葛西聖司さんや歌舞伎ソムリエおくだ健太郎さんによる事前講座も毎年好評です。
ロビーは、春日井の地元店の工夫を凝らした「歌舞伎プリン」や助六寿司などを味わう人や、歌舞伎グッズやプログラムを購入する人などで賑わっていました。着物姿の人や外国の方もいました。
今回は、襲名披露公演。豪華な顔ぶれによる『猩々』『襲名披露口上』『熊谷陣屋』があり、特別な思いが伝わってきました。客席後方からは大向うの声がかかり、会場いっぱいに盛大な拍手が響きわたるなど、大きな盛り上がりを見せた「松竹大歌舞伎」でした。

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「青少年鑑賞サポートプログラム」参加者向けミニ講座

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会場ロビーの様子