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2018年1月の記事一覧


【FORUM PRESSレポーター】「糸あやつり人形劇団みのむし~マリオネットと腹話術で楽しむ人形劇の世界~」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2017年12月9日(土)にかすがい人形劇フェスティバル20周年特別公演として開催された、
「糸あやつり人形劇団みのむし」の公演を3人がレポート!



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@文化フォーラム春日井・視聴覚ホール(撮影:かすがい市民文化財団)


wada_icon  Report256 【子どもたちが手を挙げる、見守る家族】 和田卓夫  

 12月9日、「かすがい人形劇フェスティバル20周年特別公演」が行われました。
10時半から始まった公演は約一時間、前半は人形と腹話術の『キリンのりんちゃん』。後半は、『マリオネットミニミニシアター「赤ずきんちゃん」』です。
 会場には子ども連れの若い夫婦、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒の家族など様々。視聴覚ホールの広い会場は3分の2が、座って団らんできるような平土間空間になっていて、仲の良い家族が家庭の延長として、地芝居を観にやってきたような雰囲気でした。
 特に前半の『キリンのりんちゃん』は巧みな腹話術で、会場の人たちを飲み込んでゆきます。人形とおじさんの対話を中心に進み、たまに、おじさんが質問を投げかけると、一斉に子どもたちの手が挙がります。そのしぐさを、そばで微笑みながら眺める家族、そんな和やかな一家団欒の雰囲気に、さすが20年も続くイベントだと感じました。


nakabayashi_icon  Report257 【童心に帰った優しい時間】 中林由紀江  
                        
 12月9日に文化フォーラム春日井の視聴覚ホールで行われた、かすがい人形劇フェスティバルの20周年特別公演『糸あやつり人形劇団みのむし~マリオネットと腹話術で楽しむ人形劇の世界~』を観賞しました。観客席の前方にはプレイマットが敷かれ、たくさんの親子連れの方が、目を輝かせて始まりを待っていました。後方の椅子席も、数が足らなくなるくらいの盛況ぶりでした。
 『キリンのりんちゃん』は、大きな人形の動きや表情で、一瞬のうちに子どもたちの心を惹きつけます。私もお話にクギ付けになりました。1人で演じているとは信じられない躍動感にとても感動しました。
 『マリオネットミニミニシアター「赤ずきんちゃん」』には、むかしNHKで見た人形劇を思い出し、すっかり子どもの頃のノスタルジックな感情にひたりました。
 最後のカーテンコールに出て来たのが、演者、裏方さん合わせて2人だけという事に、またビックリ。不思議な楽しい体験が、子どもの心の片隅に思い出として残って欲しいという、優しい気持ちをいっぱい感じた時間でした。


repo_maezima_icon  Report258 【温かくって、サ・イ・コーッ!!】 マエジマキョウコ  

 「りんちゃ~ん!」と、おじさんの合図で子どもたち。モジモジしていたキリンのりんちゃんがやっと出てくると、子どもたちから歓声があがります。恥ずかしがりやのクセにお調子者で関西弁のりんちゃんとおじさんの軽妙な掛け合いの面白いこと! 子どももおとなも引き込まれます。
 つづいての人形劇は、糸操りのマリオネット ― お父さんと、娘のメアリーちゃんのふたりっきりの劇団『アルフレッドおやこ一座』が演じる『赤ずきんちゃん』です。オオカミ、おばあさん、猟師と声色を使い分け、何役もこなすお父さんと、おしゃまでちょっぴり気の強い赤ずきんのメアリーちゃん……実際はおじさんがひとりで演じているのだけど、劇団のふたりがお芝居をしているようにしか思えない! ほんと、面白かった!
 カーテンコールで、この人形劇団はおじさんと、音響などの裏方を担当する方、お二人のユニットだと披露されました。最後まで温かく嬉しい舞台でした。


【FORUM PRESSレポーター】
「中部フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会『あなたが決める名曲コンサート』」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2017年11月23日(木・祝)に開催された、「あなたが決める名曲コンサート」の様子を4人がレポート!

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@春日井市民会館(撮影:かすがい市民文化財団)


FPrepo_icon_masuda  Report250 【若さと円熟のコラボ】 ますだけいこ  

 冷たい風が冬を感じさせ始めた昼下がり、『あなたが決める名曲コンサート』が開催されました。小牧生まれの中部フィルハーモニー交響楽団に、ソリストが春日井広報大使の内匠慧さん、そして、リクエストによって決定された「観客が聴きたい曲」が演奏されるとあって、満員の市民会館は期待に熱くたぎっているかのようでした。
 ダイナミックな序曲に続くのは、内匠さんとの共演によるラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』です。短調の曲想が、ロマンを感じさせてくれる難曲を、力のこもった演奏で楽しませてくれました。アンコールは、ソロでドビュッシーの『月の光』。真冬の白い月からこぼれる光が見えるようでした。交響曲第9番『新世界より』では、指揮者の大友直人さんのタクトの動きに合わせて、音が立ち上がってくる瞬間が何度もありました。ダンディな大友さんのタクトからは、魔法が流れているようでした。スラブ音楽と言えば「情熱」。寒さに向かうこの季節にぴったりの選曲と演奏を堪能しました。


icon_sakai  Report251 【故郷に響く魂のラフマニノフ】 阪井真佐子  

 春日井で生まれ、春日井の小中学校を卒業しピアニストとなった内匠慧さん。春日井広報大使でもあります。決して大柄ではなくむしろ華奢に見えるのに、どうしてあの難曲中の難曲、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』をいとも軽々と弾きこなしてしまえるのか、その技量に驚嘆してしまいました。ご本人は相変わらず飄々とされていて、万雷の拍手にもはにかみながら応じておられ、さらに好感が持てました。
 さて、設立からまだ17年という若いオーケストラの中部フィル。聴くたびに感動度が増している交響楽団です。今回は内匠慧さんとの共演も素晴らしかったですが、タクトを振っておられた大友直人さんも、立ち姿が美しく印象的でした。今回の演奏会は、リクエストにより演奏曲を決める「あなたが決める名曲コンサート」だったので、私の大好きなドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』が選ばれて嬉しかったです。すっかり脳内に定着している名曲なので、私も心の中でタクトを振りながら感動に酔いしれました。


icon_yogo  Report252 【あなたもクラシックが好きになります! 期待通りのコンサート】 與後玲子  

 クラシック音楽。それは、私には何となくハードルが高いものでした。しかし、今回の『あなたが決める名曲コンサート』は、リクエストによって選ばれた、市民が聴きたい曲を演奏するコンサート。クラシックに誘う、なんと素晴らしい企画でしょう 。
 まずはチャイコフスキー『エフゲニ・オネーギン』より“ポロネーズ”。最初は、盛大なファンファーレで観客の心を鷲掴み。そして、躍動感溢れるオーケストラの美しく華やかな演奏が元気づけてくれました。
 2曲目は、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』。クラシック初心者の私にもこの曲を弾きこなせるピアニストはきっと少ないだろうと推測できる難曲です。でも、春日井出身のピアニスト・内匠慧さんは、すごかったです。私は、彼の斜め後ろから鑑賞していたのですが、指の速さと言ったらもう超絶技巧そのもの。彼の情熱的かつ繊細でダイナミックな演奏に、観客全員ノックダウンだったと思います 。そして、最後は、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』 。これは多くの人がリクエストするのも納得の名曲でした。


icon_kawashima  Report253 【去りゆく秋はスラブ音楽で】 川島寿美枝  

 指揮者・大友直人氏のリストアップした曲の中から、リクエストが一番多かった序曲と交響曲を演奏する『あなたが決める名曲コンサート』。私もリクエストに応募していたので、とても楽しみにしていました。今回、春日井広報大使のピアニスト・内匠慧さんがソリストということもあって、観客席は地元のファンも多勢集まりほぼ満員でした。
 貴公子のような大友直人氏の指揮で、序曲 チャイコフスキー『エフゲニ・オネーギン』より“ポロネーズ”。その後、内匠さんが登場し、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』。華麗に繊細に、時には激しいピアノタッチで難曲中の難曲を易々と弾きこなし、流麗に音を編み出していきます。魅了された観客のアンコールで演奏された、ドビュッシーの『月の光』は優雅なソロでした。
 最後はドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』。これは私の大好きな曲で、リクエストしていたので感激でした。生で聴く交響曲の迫力に、最後まで圧倒されました。


【FORUM PRESSレポーター】「白石加代子女優生活50周年記念公演『笑った分だけ、怖くなる vol.2』」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2017年11月19日(日)に開催された、「笑った分だけ、怖くなる vol.2」の様子を4人がレポート!

 

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@春日井市民会館(撮影:かすがい市民文化財団)

 

icon_noguchirie  Report246 【怖くなるほどの才能のぶつかり合い】 のぐちりえ  

才能と才能のぶつかり合い、そんな舞台でした。個性派俳優の二大巨頭と言っても過言ではない白石加代子さんと佐野史郎さん。その二人の舞台ですから、面白いに決まっています。案の定、期待を裏切りません。舞台上は白石さんと佐野さんのみですが、朗読される物語には何人もの登場人物が出てきます。その幾人かを、二人が帽子や上着を交換したり、立ち位置を替えることで演じ分けていきます。
第1ラウンド『乗越駅の刑罰』では、佐野さん演じる若い駅員が無賃乗車の客を殴ったかと思うと、1秒後にはその殴られた客を佐野さん自身が演じひっくり返る。駅員の帽子を被った白石さんが若い駅員役だったと思ったら、声色を変え中年の駅員になり、猫スープができたと言う……。次々に役が交錯し、観る側も気が抜けません。巨匠・筒井康隆のブラックユーモアな作品に、マイムをベースにした小野寺修二さんの演出が相俟って、なんともシュールな世界が展開されていく、まさに「笑った分だけ、怖くなる」舞台でした。

 

icon_sakai  Report247 【朗読で体験する背筋が凍る恐怖】 阪井真佐子  

NHKの朝ドラ『ひよっこ』に出演し、話題を集めた白石加代子さん。独特の表情とセリフ回しが彼女の存在感を一層際立たせています。朗々とした張りのある白石さんの声は、聞くものの耳に心地よく、そしてわかりやすく飛び込んでくるのです。そんな白石さんが、代表作『百物語』に続く新企画としてシリーズ化したのが、今回の『笑った分だけ、怖くなる』です。共演には、これまた怪優・佐野史郎さん。二人の絶妙なセリフの掛け合いは、聞いているものの心にどんどん分け入ってきて、朗読劇を越えた臨場感溢れる世界を体験しました。
第1ラウンドの筒井康隆作『乗越駅の刑罰』は、初めは笑いながら観ていたものの、そのうち背筋にゾゾッとする恐怖が走り始め、「猫スープ」を飲まされる段になったときは思わず口に手を当てている自分がいました。それほどリアルな表現力のあるお二人の怪演ぶりが見事としか言いようがありません。まさに、朗読の魅力の一つである観客の想像力を存分に引き出してくれたようです。

 

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@春日井市民会館(撮影:かすがい市民文化財団)

 

icon_kawashima  Report248 【笑い、恐怖そして感動】 川島寿美枝  

白石加代子さんの女優生活50周年記念公演『笑った分だけ、怖くなるVol.2』。会場に入った瞬間から、舞台上の大道具、小道具の舞台美術に、この朗読劇の世界に迷い込んでしまったようでした。舞台がはじまると、白石加代子さんと佐野史郎さんの存在感に圧倒されました。そして小野寺修二さんによる演出は、観客の想像力をかき立て、じわじわと心がざわつくような不穏な感じを醸し出していきます。
第1ラウンド筒井康隆作『乗越駅の刑罰』では、主人公の作家と駅員や母、弟とのドタバタ劇の中の笑いが、いつしか恐怖に変わっていきます。駅員のしつこいカラミから救ってくれるはずの母と弟からまでつき離される恐怖。対称的に第2ラウンド井上荒野作『ベーコン』は主人公と亡き母の恋人との静かな会話の中からじわじわと浸み出す恐怖。
幕が閉じた時、恐怖とともにわき上がる感動は、お二人の演技力のなせる技と思いました。

 

nakabayashi_icon  Report249 【プロフェッショナルな朗読劇に触れて】 中林由紀江

北風が冷たく感じられた11月19日に、白井加代子女優生活50周年記念公演の朗読劇『笑った分だけ、怖くなる』を観賞するため、市民会館に行きました。2ラウンド構成になっていて(戦いみたいですね)、第1ラウンドの『乗越駅の刑罰』は話が進む程に段々、理不尽になっていき、見ている私も辛くなるようなお話でした。
共演者は佐野史郎さんだけ。帽子を使ったり、声色を変えたり、エコーを使って声の強弱を変えたりすることで役が立ち替わりました。さらに、トルソーにコートを着せて第三の人物とする斬新な演出もあり、「読書中の脳内がそのまま舞台に飛び出す」感覚を初めて体験しました。第2ラウンドの『ベーコン』は何も無い舞台が、本当に物語の中の草原のように感じられました。
公演後、舞台上に登場された白石さんの「お寒い中、そして貴重な日曜日に足を運んで頂きありがとうございます」という言葉に、真摯なお人柄が感じられました。初めて触れた世界に触発された私は、今後の孫への本読みに熱が入りそうです。

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