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【FORUM PRESSレポーター】
平成28年度 掌編自分史全国公募作品集
「望郷・郷愁ノスタルジー ~今のわたし あの日の古里~」


FORUM PRESSレポーターによる「わたしレポート」。
2017年2月26日に発刊された平成28年度 掌編自分史全国公募作品集『望郷・郷愁ノスタルジー ~今のわたし あの日の古里~』のレポートです。
FORUM PRESSvol.80にもレポートを掲載しています。コチラからご覧ください。

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Report203 誰の心にもあるプライスレスな故郷への想い 阪井真佐子  icon_sakai

 私自身も応募し、この作品集の何ページかをおこがましくも飾らせていただきました。私は子供のころに住んでいた思い出の地のことを書きましたが、他にも大人になるまで過ごした故郷での思い出を書いておられる方は多かったです。私たち60代とその上の年代の方々とは社会の様子がだいぶ違っています。何より戦争の影響が大きいのです。みんなが物がなくて貧しい時代で、家族を失った人もおられました。そこで家族が肩を寄せ合って生きてきたという体験が、故郷という心のよりどころに直結しているような気がしました。
 どの作品も共通して言えることは、読後に何とも言えないほのぼのとした温かさと豊かな感情が心を満たすことです。人それぞれ故郷の捉え方に多少相違はあるものの、根底にある、故郷をこよなく愛する気持ちに変わりはなく、年月が経っても色褪せることはないのです。それがどんなに辛い思い出と重なることがあっても、です。

Report204 “故郷を見つめて” 川島寿美枝  icon_kawashima

 私の故郷のイメージは、家族揃って食卓を囲む、何もないけれど笑顔に包まれた家庭のある場所でした。しかし今年度の「掌編自分史作品集 望郷・郷愁 ノスタルジー ~今のわたし あの日の古里~」に目を通すと、子供時代に親を亡くされた方、親の都合で点々と転居を繰り返す方、経済的に苦労された方など、望郷・郷愁の思いは様々でした。でも作品には温かい思いに満ちあふれていました。出品者の方々は私と同じ年代の方が多く、共感できる思いが多々ありました。それは作者の優れた文章力の賜物でもあるのでしょうが、皆さんの、自分と故郷に対する熱い思いの表れでもあるのでしょう。
 作品集を読んでいると、私自身、心の奥底に仕舞い込んだなつかしい言葉や当時の様子が私の記憶の扉から次々とあふれ出し、心を癒してくれました。
 故郷は過去のものではなく、現在も様子が変わっても私達の心に住み続け、自分の子孫へと語り継がれていくものと実感しました。

Report205 はじめに一文字書いてみませんか 宮川 あけみ  icon_miyagawa

 「自分史」とはなんだろうかと思いながら、『平成28年度掌編自分史作品集 望郷・郷愁ノスタルジー ~今のわたし あの日の古里~』を手に取りました。この作品集は、全国各地から応募のあった短編147作品から選ばれた、41編が収められています。テーマは毎年変わり、今回は「故郷」です。誰にでもあり、誰もが忘れることのない「故郷」です。自分の中の「核」となりえるものといってもよいでしょう。この作品集には、そんな故郷への想いが詰まっています。内容で多いものは、やはり家族と過ごした時間です。特に、母親の姿は忘れがたいものなのだと感じました。その姿と「故郷」が重なって見えるようです。
 「自分史」は、自分の歩んできた道(歴史)を一つひとつ振り返り、当時のできごとや気持ちを表したものだといえます。書いていくうちに、自分がよくわかるようになる気がします。みなさんも、他の誰でもない自分を知るために、一文字書いてみてください。そこから始めてみませんか。

Report206 「読んでみたらおもしろかった」 紀瑠美  icon_kinorumi

 春日井市が「自分史」に力を入れているのをご存じですか?文化フォーラム春日井には「日本自分史センター」があり、たくさんの寄贈作品を読めます。自分史普及のため、講座や作品公募もしています。
 今回『掌編自分史全国公募』の作品集を初めて読みました。
 巻頭の伊藤太春日井市長による「発刊に寄せて」を読み、応募作品のことや、自分史を広めるための春日井市の取り組みを知り、自分史への興味がわきました。
 巻末の講評によると、常連の方々の精進もあって、今年は文章力の優れた作品が多かったとのこと。自分史はどうあるべきかも述べられていました。「自分史はおもしろそう」とわくわくしてきました。
 審査員から高評価を受けたと紹介されていた3作品から読んでみました。なるほど、面白い。適当に開いたページの作品を読んでいきました。「おもしろいな」「ためになるな」という作品ばかり。自分史はいいものだなと思いました。



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