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浅田政志『私の家族』写真撮影プロジェクト《春日井版》参加者募集
※受付終了

浅田政志の共同作業者(被写体)になりませんか?
2022年11月26日〜12月18日に開催する「浅田政志展」(文化フォーラム春日井)にて、
家族の物語と、撮影した写真を展示します。

『私の家族』は、あなたと僕、浅田政志の共同作業によって写真を撮影するプロジェクトです。“家族”はあなたの家族でも、記憶に刻まれる家族でも、家族のように大切な人でも、家族のような仲間でもかまいません。あなたにとっての『私の家族』を、その物語とともに教えてください。撮影した写真と家族の物語は、2022年11月から開催する文化フォーラム春日井・ギャラリーでの浅田政志展にて発表します。あなたのご応募をお待ちしています!(浅田政志)

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2022年2月19日―5月8日 水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催していた、
浅田政志「だれかのベストアルバム」展覧会カタログより抜粋

『私の家族』
自分の家族を被写体とした撮影を起点として、その対象をほかの家族へと広げて十年以上が経ちました。
ぼくは撮影前に必ず打ち合わせを行うため、まずは自宅の住所をお聞きします。地図アプリを駆使して交通手段を調べ、あまりの遠さに正直途方に暮れることも。それはこれから向き合う被写体の輪郭が自分の中でまだあいまいだからです。
初めて訪れる地で選りすぐりの家族アルバムや手料理を囲みながら会話を重ねた後、帰りの電車で思うのは、もう他人ではないということ。「そこに写る人を知ると、写真と自分との距離はぐっと近くなる。」当たり前のようで、ぼくが言えるこれ以上の言葉はないかもしれません。
今、取り組んでいる新作『私の家族』は、メインの被写体を一人と決めています。さらに被写体となられた暁には家族を振り返る文章の執筆をお願いしています。自分の写真と向き合い言葉を紡ぐ作業は時に辛さを伴うこともあるようですが、写真と自分との距離を詰めるために必要不可欠な時間とぼくは考えています。
写真と言葉、ぼくと被写体。お互いに100%理解し合えなくてもいい。ただし、決して存在を補足し合う関係ではなく、等しい熱量で作品制作に向き合う。ぼくはこれからもその姿勢を大切に、家族写真の撮影に挑戦し続けたいです。(浅田政志)
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【対象】
・春日井市内にお住まいの方、または愛知県内にお住まいの方で春日井にゆかりのある方(住んだことがある、通ったことがある、友人が住んでいた等)。
・2022年9月(金曜日~月曜日)の間に、1日間撮影に参加できる方。
※打ち合わせ(7月〜8月に実施)に、1〜2回程度ご参加ください。
※撮影可能な日程を、申込時にお知らせください。選考後に、日程を調整させていただきます。

【選考】
・募集人数は、5組程度。
・浅田政志さん本人が書類選考いたします。結果は、ご参加が決定した方にのみ、7月15日(金)までにご連絡いたします。
※本プロジェクトでは、撮影した家族写真と参加者による文章で、家族の物語を紹介します。
書類選考では、「応募動機(400字以内)」をしっかりと読ませていただきます。

【申込方法】
下記①~⑦を、メールまたは郵送にてお送りください。

①応募者氏名(ふりがな)
②年齢
③被写体となる人びとについて(続柄や年齢層など)※ご応募者本人のみの参加も可
④住所
⑤電話番号
⑥撮影に対応できる9月の日程(金曜日〜月曜日)を全てご記入ください
⑦応募動機(400字以内)

[メール] (件名を「私の家族 氏名」としてください)
[郵送]〒486-0844 愛知県春日井市鳥居松町5-44 文化フォーラム春日井 かすがい市民文化財団「私の家族」係

【募集締切】
2022年6月15日(水)必着

【留意事項】下記を必ずご確認の上、お申し込みください。
・応募の前に、被写体となる方全員が撮影に同意なさることをご確認ください。
・マスコミ等の取材が入る場合がございますので、ご了解ください。
・被写体となった写真および文章は、浅田政志の作品として、国内外の美術館、文化施設あるいはギャラリー等での展覧会に出品される場合があります。
・被写体となった写真および文章は、浅田政志の作品として、浅田政志の著書やメディア、SNSを含むインターネットおよび印刷物(ポスター、チラシ、カタログ等)にて掲載される場合があります。
・撮影した写真は、プリントを額装してプレゼントいたします。
・撮影費、撮影にかかる浅田の交通費、プリント代および額装代はいずれも参加者負担ではありませんが、撮影のために小道具や衣装が必要な場合は、被写体の皆さまによる費用負担のうえご準備をお願いいたします。


主催・問合せ
  • かすがい市民文化財団 0568-85-6868

主催・問合せ
  • かすがい市民文化財団 0568-85-6868


『私の家族』
浅田政志さんの最新シリーズ『私の家族』は、家族が集合しない新しい「家族写真」の試みです。家族全員でカメラに向かうのではなく、参加者の視点から捉えられた家族像を、浅田さんによる複数の写真と、参加者による文章で表現します。『私の家族』は2020年から始まり、個展の開催地で様々な家族の物語が発表されてきました。春日井市は、大阪版、福岡版、茨城版に続くシリーズ4カ所目となります。

浅田政志(あさだ まさし)
写真家。1979年三重県生まれ。自らも被写体となった家族写真集『浅田家』(赤々舎)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。日本各地の市井の人々を撮影するアートプロジェクトや写真の啓蒙活動に精力的に取り組んでいる。著書『浅田家』と『アルバムのチカラ』(赤々舎)を原案とした映画『浅田家!』が2020年10月に公開された。