東京楽所 雅楽公演
～管絃『七夕』舞楽 『源氏物語』～

ツイート

宮内庁式部職楽部の楽師を中心に
結成された最高峰の雅楽団体
世界最古のオーケストラが奏でる
音の平安絵巻

［司会・進行］野原耕二（音楽プロデューサー）
［楽器紹介］多 忠輝（宮内庁式部職楽部）
［演奏・舞］東京楽所

第一部　七夕の管絃
「壱越調音取」(いちこつちょうねとり)
「賀殿急」(かてんのきゅう)
「朗詠 二星」(ろうえい じせい) （平安期七夕、織姫、彦星の歌物）
「胡飲酒破」(こんじゅのは)

第二部　舞楽 『源氏物語』
左舞「萬歳楽」(まんざいらく) 四人舞 （源氏物語 若菜上下）
右舞「落蹲」(らくそん) 一人舞 （源氏物語 若菜上下・蛍）

宮内庁式部職楽部が伝承する日本雅楽は平成21年、ユネスコ無形文化遺産保護条約「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載決議がなされ国際的にも認知され、歴史的、芸術的にも世界的価値を有することとなりました。（宮内庁ＨＰより）

音楽プロデューサー：野原 耕二（のはら・こうじ）
古代シルクロードから流入した文化情報の多様性は、平城京、平安京の時代に「音楽情報過多社会」を創出いたしました。西暦840年、「楽制改革」が律令として発せられ、150年の歳月をかけ編纂されたのが日本雅楽です。これは世界最古の音楽改革です。
第一部「七夕の管絃」は、平安期の七夕に関する唯一の朗詠「二星」＝歌物をお届けいたします。現在の七夕とは全く違う内容に驚く事でしょう。
第二部「舞楽 源氏物語」は、平安時代 一条天皇の治世に紫式部が創作した王朝文学の最高峰「源氏物語」の世界を舞楽でお楽しみいただきます。いにしえより、めでたい席で舞われた「萬歳楽・若菜上、下」、四人の舞人が寸分違わず、天からの操り人形の様にゆったりと舞います。
「落蹲・若菜上、下、蛍」は、天からの見えぬ糸が切れた如く、トリッキーな動きで龍が舞台狭しと舞う、古代シルクロードのマスクダンスです。
東京楽所、初めての春日井市民会館公演、平安王朝絵巻の世界をお楽しみください。

東京楽所（とうきょうがくそ）宮内庁式部職楽部：多 忠輝（おおの・ただあき）
1978年宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に創設。有職としての雅楽ではなく、芸術音楽としての雅楽演奏を目的として結成された。累代の楽人に併せて、民間の優秀な雅楽奏者も含めた現在、わが国最大規模であり、高い芸術性を有する雅楽団体である。又、日本雅楽を継承する優れた楽師の育成の一端を担うことも、東京楽所の目的としている。
創設以来、国内のみならず海外公演も多数行うほか、2012年からは東京オペラシティ・コンサートホールで、また2018年からはサントリーホールで定期公演を開催。10数枚のCDを制作出版し、雅楽の普及にも努めている。