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【FORUM PRESSレポーター】「第66回春日井市民美術展覧会」ギャラリートーク


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2017年8月19日(土)に開催された、「第66回春日井市民美術展覧会」のギャラリートークから、「日本画部門」と「写真部門」の様子を2人がレポート!

FORUM PRESSvol.82にもレポートを掲載しています。Report230はコチラからPDFでお読みいただけます。

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日本画部門ギャラリートークの様子

 Report231【ひとつ上をめざして】 こじまみつこ

昭和20年に始まった『春日井市民美術展覧会』は今年で66回目。私の生まれる前から続いている展覧会にまずびっくり。部門は『日本画』『洋画』『書』『彫塑工芸』『写真』の5つです。
日本画部門で、初日のギャラリートーク(審査員解説)に参加しました。審査員の安達英志郎さんが市長賞の『おかめの舞』を解説。振り袖姿の女性たちがおかめのお面をつけてお辞儀をしている絵で、日本画のギャラリーでパッと目に飛び込んできます。「モチーフが斬新で、彩が華やかで丁寧に描けている」との評でした。財団理事長賞の『鳳雀の和』は迫力のある絵です。作者の宙(sora)さんは、洋画と彫塑工芸部門でも額と絵が一体となった作品を出品されていて、印象的でした。
ギャラリートークの参加者は作品を出品された方も多く、審査員の話を熱心に聞いた上で、自作品へのアドバイスを求めていました。次作品への意欲が感じられます。
書、写真等のギャラリーも覗いてみましたが、作品について熱心に語る人たちであふれていました。

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「おかめの舞」坪井勇         「鳳雀の和」宙(sora)

 Report232【審査員が伝授する写真の極意】 田中昭則

第66回春日井市民美術展覧会を観に行きました。各部門で審査員によるギャラリートークが開催されており、私は写真部門に参加しました。
写真は奥が深いもので、高級なカメラで撮れば良い写真になるとは限りませんし、ごく普通のコンパクトカメラで撮ったスナップ写真でも、ポイントを押さえれば、立派な「作品」と呼べる写真になります。ギャラリートークは、審査員の先生による受賞作品の解説を聞きながら、作品と呼べる写真を撮るためのテクニックを教わる絶好の機会でした。
洋画部門と隣り合っていた会場では、洋画目当てで来ていた人も写真を見ていたようで、多くの人でにぎわっていました。写真撮影についての技術もさることながら、作品を引き立てるテクニックを得ることができました。額装するときに、画面の余白が見えていたり、写真の固定が悪くて台紙からずれていたりするのは、見栄えの点で損をしている等、審査員はこんなところも見ている、というポイントも教えてもらえて、行ってよかったと思ったギャラリートークでした。

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写真部門ギャラリートークの様子