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2020年4月の記事一覧


【FORUM PRESSレポーター】
言葉では伝えきれない感情に 耳をすまして見えてきたもの
歌人 鈴掛 真 × 名古屋学芸大学映像メディア学科協働プロジェクト展


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2020年2月9日(日)~開催された、
【言葉では伝えきれない感情に 耳をすまして見えてきたもの
歌人 鈴掛 真 × 名古屋学芸大学映像メディア学科協働プロジェクト展】
をレポート!

FORUM PRESSvol.97にもレポートを掲載しています。Report397はコチラからPDFでお読みいただけます。

鈴掛×学芸_500
撮影:安齋萌実

icon_NEW_tamotokannna Report396【「表現」というものの面白さ】田本莞奈(小学生レポーター)

歌人・鈴掛真さんと名古屋学芸大学(映像メディア学科)の協働プロジェクト「言葉では伝えきれない感情に 耳をすまして見えてきたもの」(言耳展)。
このタイトルを見て何か感じましたか?
実は、タイトルも 5・7・5・7・7の短歌です。
言耳展は、鈴掛さんが詠んだ歌を、学生さんが意味を考え映像や写真などの作品として伝える企画。私も短歌が好きなので、ワクワクしていました。
中に入ると、まず見えるのが3つの画面。3つの短歌が、それぞれの画面に順番に写されます。
「本当の幸せとは?」という疑問を詠んだ歌「幸せの意味を訊けずに「幸せに暮らしました」で終わった童話」にちなんだコーナーでは、学生さん作の映像を流していました。作成した学生さんは、「自分の幸せと向き合ってほしい」と語りました。
他にも、石粘土を使った作品やヘッドホンで風雨の音が聞ける作品、布に短歌を写した作品など盛りだくさん。
「表現方法を工夫すると、こんなに面白くなるんだ!!」と思いました。

鈴掛×学芸_2_500
撮影:繁田佳奈


【FORUM PRESSレポーター】みんなの美術部vol.3 太田米香先生の「文字であそぼう」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2019年12月15日(日)、2020年1月11日(土)に開催された、
【みんなの美術部vol.3 太田米香先生の「文字であそぼう」入門編/応用編】をレポート!

【入門編】
みんなの美術部_入門_全体_500

icon_NEW_tamotokannnaReport391【文字の奥深さ】田本莞奈

前期に続き開催された「みんなの美術部」。後期では、デザイン、焼き物・造形、生活文化の分野のワークショップがありました。その中で、私はデザインの「文字であそぼう 入門編」に参加しました。受付を済ませると、くじを引きました。何のためのくじかと言うと・・・?作業する席を決めるためのくじでした。始まる前からワクワク・ドキドキ!!時間になると、講師の太田米香先生が、文字をデザインする手法「タイポグラフィ」について説明してくださいました。「タイポグラフィは広告やパッケージには欠かせないもの」と、太田先生。今回はCOWやMOUSEなど、英語でかかれた動物の名前を、タイポグラフィで表現しました。たくさんの色、様々な形でできている素材を、切ったり折ったりせずに、“そのまま”の形で使う、というのが面白かったです。作品が完成したら、みんなの作品を見て回りました。同じ文字でも、表現の仕方が全くちがっていて、たくさんの表現方法があるということを感じました。

icon_kinorumi Report392【美術部、最高!文字って、面白い】紀瑠美

学生時代に入りたかった憧れの美術部。大人になって入部できるとは夢のようです。参加した講座は「文字であそぼう 入門編」。わくわくして会場に行くと、くじで席決め。1人で参加した部員も、親子や友達と参加した部員も混ぜこぜです。初対面ですが部員同士だからか、話が弾みました。
講座が始まると、太田米香先生が「タイポグラフィ」という文字のデザインについて広告やパッケージなどの実例を見せながら教えてくれました。
いよいよ実技。色も形も質感も様々なパーツを組み合わせ、動物名をデザインします。たくさんのパーツにテンションUP!「それ面白いね」「そういうふうに使うと可愛いね」他の部員のアイデアも参考にして、作品作りに没頭。先生やスタッフさんがアドバイスしてくれるのでスムーズでした。最後は作品鑑賞。動物の顔に見立てた作品や、カエルの成長過程をデザインした作品など、どれもユニークでした。小学生も大人も楽しんでいました。

【応用編】
みんなの美術部_応用編_全体_500

icon_yamamotoeri_50Report395【新しい自分に。誰でも芸術家!】山本江利

「こんなに頭を使って、真剣に考えたのは、いつぶりだろう・・・」。周りのみなさんも始まる前までは、楽しく話していましたが、作業が始まると作業に集中していました。はじめは3時間長いかなと思っていましたが、あっという間です。
この活動は「みんなの美術部」という、みんなと一緒に楽しんで、みんなと一緒に考えて、みんなとは違う自分に出会うための部活です。その中のデザイン「文字であそぼう応用編」というものに参加しました。グリット線の用紙にタイポグラフィという手法を使って、自分の名前をデザインしました。
言葉通り、作業が終わった後、みなさんの作品を見せてもらう時には、一緒に作品を作っているのに十人十色、全員が違う作品で驚きました。そして、いろいろな作品に刺激を受け、とても勉強になります。世代の違う方たちが、一緒の机に座り、話し合いながら作品を評価し合う姿がとても印象的で新鮮でした。


【FORUM PRESSレポーター】第6回ワンコインコンサート ピアノデュオ MeisA


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2019年12月27日(金)に開催された、
【第6回ワンコインコンサート ピアノデュオ MeisA】をレポート!

MeisA_500

icon_maezimaReport393【絵本とコラボのピアノデュオ♡】マエジマキョウコ

愛西市出身の安田有紗さんと春日井市出身の名倉明里さん。同じ高校、大学で音楽を学んで、ライバルでありながら親友なのですよね。すごく素敵な関係だと思います。
≪連弾deくるみ割り人形≫は、スクリーンに絵本『チャイコフスキーのくるみ割り人形』を写しながら、連弾の演奏と語りで物語を作り上げるという斬新な試みでした。19時からの公演なのに子供連れの方が多かったのは「『くるみ割り人形』の絵本とピアノデュオ」の魅力でしょう。
続いての≪時代の流れとピアノ≫ではピアノ曲(ピアノ以前のチェンバロもありますが)は、バロック、古典、ロマン派、近現代と変わっていく流れをレクチャーしていただけました。私も、知らなかったことがいっぱいでした。江戸時代にヨーロッパではこんな音楽文化が花咲いていたのですね。目から鱗の想いでした。90分を越えたコンサート。アンコールの『琉球幻想曲』は素晴らしかったです!また会えるのを楽しみにしてますね!

icon_kinorumiReport394【2台ピアノのハーモニー】紀瑠美
「ピアノデュオ MeisA」のワンコインコンサートでは、若い2人の明るい笑顔に癒され、本格的なクラシックピアノの演奏に感動し、工夫を凝らしたプログラムを満喫しました。MeisAは、安田有紗さんと名倉明里さんの仲良し2人組。2人ともピアノを5歳から始め、高校、大学、大学院と同じ学校で学んだそうです。ソロも素晴らしいですが、連弾や向かい合わせの2台のピアノによる二重奏は息ぴったりで見事でした。第1部では、絵本と連弾の組み合わせに初挑戦。観客は映し出された絵本と演奏を楽しんでいました。第2部は「時代の流れとピアノ」と題し、時代背景や作曲家などを紹介しながら演奏を披露。満席の会場には子どもたちもたくさん来場。子どもも大人も熱心に聴き入り、盛大な拍手が起こりました。地域に根差した音楽家を育てる「若手音楽支援事業」の2期生として出演した今回のコンサートは、MeisAを結成して3回目のコンサートとのこと。今後の成長が楽しみです。