財団スタッフDIARY

2014年8月の記事一覧


今年も開催します!「夕涼みシネマ」


2013_08_yuusuzumi

文化フォーラム春日井1Fの吹抜け空間「交流アトリウム」。実はガラスの大扉が開き、外向きのイベントができるようになっています!
『夕涼みシネマ』(入場無料)は、交流アトリウムに巨大スクリーンを吊り、涼しい夜風に吹かれながら映画をお楽しみいただけるよう、屋外に客席を設けた映画会です。(雨天時は交流アトリウム内での鑑賞となります…。お願い、晴れて!)

2013_08_BERGEN_s

会場には、春日井のカフェBERGENさんによる移動カフェも登場!冷たいドリンクと美味しいフードを片手に、美しいアニメーション映画をお楽しみください。上映作品は、昨年好評だった三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー『夜のとばりの物語』シリーズの第1作目。影絵のような美しい映像美を創り上げるフランス映画の巨匠ミッシェル・オスロが、愛をテーマにした6つ短編物語をお届けします。
夏休みの思い出作りに、みなさんでお越しください!

さて、例年にも増して暑さの厳しい今夏。「家庭のエアコンを切って文化フォーラムに集まり、節電に取り組みましょう」というコンセプトで開催している『昼涼みプロジェクト』では、毎週金曜日に開催しているワークショップが大盛況!小さなお子さまとともに、お父さまお母さまも夢中になって、アート体験を楽しんでいます。

2014_hiru_moji_hanga
左=「好きな色で好きな言葉を書こう!(8/1)   右=「紙版画に挑戦しよう!(8/8)」

2014_hiru_hikari_keshigomu
左=「光の箱をつくろう!(8/15)」   右=「消しゴムはんこをつくろう!(8/22)」

8/29には「南京玉すだれに挑戦しよう!」を開催。チンドン屋経験のある当財団スタッフが、南京玉すだれの技を楽しく伝授します。事前申込制(参加費500円)。みなさんのご参加、お待ちしてます!

■「夕涼みシネマ」
開催日:2014年8月27日(水)19:00~
会 場:文化フォーラム春日井・屋外(春日井市役所の市民広場)
無料

■「昼涼みプロジェクト 子供向けワークショップ 」
8月の毎週金曜日 開催
会 場:文化フォーラム春日井・交流アトリウム


【広報の舞台裏】 映画が生まれた風景


平成19年度からスタートし、今年度で7回目となる名作シネマ鑑賞会。
毎年、冬の寒い時期に開催していましたが、今年は暑い夏、お盆の時期に開催します!

上映するのは、叙情派の巨匠「木下惠介」監督の4作品。懐かしい~!と思う方も、たくさんいらっしゃることでしょう。

140801_sakaieiji1
ⓒ酒井英治

上映に先立ち、関連展示として、文化フォーラム春日井・交流アトリウムで、福島県いわき市の空撮家・酒井英治さんの写真展示を現在開催しています。

関連?何が関連なの?

全ては、木下監督の作品『喜びも悲しみの幾歳月』に端を発するのです。

今回の上映作品の一つである映画『喜びも悲しみも幾歳月』は、福島県いわき市の塩屋埼灯台で働いていた灯台守の妻、田中きよさんの手記からヒントを得て、木下監督が作り上げた夫婦の一代記です。

そして、空撮家の酒井英治さんは、原作の舞台となった塩屋埼灯台を始め、福島県いわき市の海岸線を20年撮影し続けています。

DSC_1009

そう、塩屋埼灯台が人々を結び付けてくれたのです!

映画の中に塩屋埼灯台は登場しません。しかし、きよさんは、いわきの海を見ながら手記を書き、終の棲家としていわき市を選びました。
そして、いわきの海に魅了された酒井さんは、1994年からモーターパラグライダーで空撮を続けてきました。震災から20日後、再び空へ。変わり果てた故郷の姿を泣きながら撮影した彼は、綺麗な海も、津波の被害も、コツコツ撮り続けています。

風景に導かれた人々の、それぞれの物語を、どうぞご覧ください。

fp63_p11_12_ol

■名作シネマ関連展示
「映画が生まれた風景 ~塩屋埼灯台より」
開催期間:~2014年8月15(金)9:00~19:00
※最終日のみ18:30まで
会場: 文化フォーラム春日井・交流アトリウム
入場料無料