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【FORUM PRESSレポーター】津軽三味線☆三絃士コンサート~BEGINNING~


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2020年9月12日(土)に開催された、
【津軽三味線☆三絃士コンサート~BEGINNING~】をレポート!

三絃士コンサート_w500

icon_miyagawaReport409【聴きどころ満載】宮川あけみ

黒紋付きに折り目のピシッとした袴姿のイケメン男子3人組が、和太鼓の合図で弾き始めた津軽三味線の演奏はとても力強い響きをもっていました。今までに聴いた三味線は、歌舞伎などの古典芸能や民謡の演奏がほとんどだったので、津軽三味線も同じようなものと思っていましたが、音の太さや力強さの違いに驚きました。今回の演奏者「津軽三味線☆三絃士」のメンバーが演奏した曲は、どれも伝統に自分たちの好きな音を足して仕上げている作品ばかり。聴いていてヴァイオリンやギターかと思うほど音に幅があり、ポップスにもバラードにもなる曲調に津軽三味線の自由さがありました。演奏曲「津軽じょんから節~掛け合い~」では、それぞれの個性が音となって響き渡り、ガツンとくる太い音、シュっと切れそうな音、ピンと張った音が重なり一つの音として成り立つ津軽三味線ならではの音の広がりを堪能しました。生演奏の迫力と、津軽三味線の自由さ、面白味を体感した公演でした。

icon_matuba_2020Report410【溢れる喜びの音色】松葉栄子

津軽三味線の演奏を堪能してまいりました。奏でるのはイケメンの津軽三味線奏者、馬場淳史さん、伊藤ケイスケさん、杉山大祐さんの3名と、サポートの和太鼓奏者浅野聡太さん。アンコール含む全11曲は疾走感、躍動、静寂が味わえる演奏でした。皆さんそれぞれが作曲された4曲はどれも個性があり津軽三味線の音色のイメージが変わりました。演奏は確かな技術と感性、迫力、さらにメンバーの喜びと楽しさが表情から客席へ溢れてきます。コロナの影響で芸術に触れる機会が少なくなり久しぶりの生演奏、しかも好きな和楽器で私が涙を流すには十分でした。座席は制限され客席は本来の半分でしたが、満席のようだと三絃士の皆さんもおっしゃるぐらい客席側も拍手、手拍子でその素晴らしい演奏に応えていました。「CDを買って帰ろう!」と決めていましたが発売は来年!今から楽しみにしています!