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インターン佐藤の研修報告レポート こだわりの「FORUM PRESS」


皆さんはじめまして。
この度、文化庁の国内専門家フェローシップ制度の一環で、(公財)かすがい市民文化財団にお世話になっています、佐藤拓矢と申します。

この制度は、文化事業に関わる人材の育成を目的とした研修制度です。私は普段、東京に所在する伝統芸能企画制作オフィス・古典空間という企業で働いています。

私たちの活動の場は劇場がとても多く、春日井にて文化事業の運営体制や広報戦略、民間企業との連携手段などのノウハウを学びに参りました。
かすがい市民文化財団は、地域の文化発信拠点として、先を見据えた事業を展開されており、またそれを実働させるための運営や広報の体制が整っていると感じています。

私が春日井に来て約1か月が経ち、財団情報誌「FORUM PRESS」の取材及び記事作成や、公演のフロント業務、子ども向けワークショップの準備や運営、展示会場設営など、様々な業務に関わらせていただいています。充実の日々で、1日があっという間に過ぎていきます。

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子ども向けワークショップ:てのひらを使ったスタンプ。子どもたちは夢中で遊んでいました

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市民美術展覧会:作品の受付や展示の作業を行いました

今回は、私が携わらせてもらった仕事の1つ「FORUM PRESS」についてお伝えいたします。
財団が2か月おきに発行している情報誌「FORUM PRESS」は、公演の見どころはもちろん、映画上映会のテーマにちなんだ漫画の紹介、地域のお店情報、春日井市内の学校の校歌を紹介するなど、バリエーション豊かな内容になっています。
また表紙の写真は春日井にまつわるもので、表紙をめくるとカメラマン直々の解説が載っていたりと、とても読み応えがあります。
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そんな情報誌ですから、当然こだわり抜いて作成されています。
私が書いた記事を確認してもらった時のことです。
作成した記事について、何故この内容を選んだのか、何故この言葉を選ぶのか、他にもっと良い言葉はないか、文章の順序を変えるとどうなるか等々、“愛のある”ご指摘に目から鱗でした。それぞれの記事に対しての掘り下げ方、向き合う姿勢がとても熱いんです。

その熱量は他のことでも同様らしく、打ち合わせ中にスタッフ同士で喧々諤々し、討論がヒートアップすることもしばしばあるそうです。良いものを作りたい、提供したいという気持ちがとても強いスタッフの皆さん。文化事業及び会館運営のプロが集まっています。ちなみに、スタッフの皆さんはとても親切で、いつも楽しそうに仕事をされています。

自分に厳しく、人にやさしい「(公財)かすがい市民文化財団」。
残りわずかですが、可能な限り学べるよう頑張りたいです。

[2018/09/08|投稿者:インターン佐藤拓矢]