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【FORUM PRESSレポーター】夜コン Special Concert「繋ぎ、奏でる~六弦の世界~」井草聖二


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年11月26日(金)に開催された
夜コン Special Concert「繋ぎ、奏でる~六弦の世界~」井草聖二をレポート!

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春日井では今年で7度目の開催。夜のコンサートの前に、あすなろ教室や南城中学校で精力的に演奏されてきたギタリストの井草聖二さん。秋の終わり、華やかなXmasシーズンの入口ともいえる季節。コンサートは、そんな季節感を盛り込んだ内容でした。
舞台はシンプルながら、色とりどりのライトとスモークが幻想的な演出。私の好きな映画音楽メドレーや『ルパン三世のテーマ’80』が心に残りました。アコースティックギターといえば、“伴奏”の印象ですが、井草さんは一本のギターで、ベース、リズム、伴奏、そしてメロディと、一人4役こなしてしまうのです。井草さんの右手ってどんな動きをしているの?と、思わず食い入るように見てしまいました。途中、ギタリストのプライドと戦いながらもルーパーという機器を使って、その場で演奏したリズムを録音し、それに合わせて演奏するという新しい挑戦も披露して頂きました。寒さが身にしみる夜の暖かなコンサートでした。

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ギタリスト・井草聖二さんの夜コンへ行きました。私は初の夜コンだったので、余裕をみて早めに会場へ到着。すでに受付に並んでいるお客さんが、何名かいらっしゃいました。井草さんが7回目の春日井公演と知り、夜コンファンだけではなく、井草さんを待ち望んでいた方が多いのだと納得。舞台に準備された椅子やマイク、多くないそれらの機材に、「自分の技術」を魅せるのだと期待が高まります。
曲に寄り添うようなスモークと照明が幻想的で美しい舞台を演出。ギターだけで伴奏、主旋律、異なる音の表現を、具体的に重ねていきながらの説明は、音の深みが理解できた気分になり、とても心地よく、耳から体に染み込むようでした。音を繰り返し再生する機器のルーパーを利用しての演奏は、井草さんの確かな技術があればこそ!私のお気に入り、『ルパン三世のテーマ’80』『September』は心が躍りました!客席参加の演奏もあり、期待以上の夜コン初体験となりました。