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【FORUM PRESSレポーター】「物語付きクラシックコンサート アラジンと魔法のランプ」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2018年8月25日(土)に開催された、
日生劇場ファミリーフェスティヴァル2018
【物語付きクラシックコンサート アラジンと魔法のランプ】
を、4人がレポート!

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 Report326【音楽は素晴らしき魔法】 のぐちりえ

こういう子ども向けのコンサートはもっと頻繁に開かれるべき!そう感じました。
カラフルな舞台で、ピアノが苦手なアラジン、コミカルなランプの精、お婿さん探しをするお姫様と王様、そして悪い魔法使いが、歌い踊りミュージカル仕立てで話が進みます。大人でも面白く、一緒に観に行った娘もがっつりと心を掴まれているようでした。音楽の授業で習った耳馴染みのある曲が流れ、作曲家おもしろクイズもあり、小学校高学年にはドンピシャの内容だったようです。
音楽、そして演奏とは素晴らしいですね。音色が綺麗なのは言うまでもなく、その曲調によって喜怒哀楽を表現したり、あるいはその曲を聞くことによって鼓舞されたり癒されたり。そんな魔法のような力を持つ音楽に、たくさん触れて好きになってもらいたい、という願いが込められたコンサートだったように思います。多感な子供時代だからこそ、このような良質なコンサートにたくさん足を運べるといいですね。

 

icon_kawashima Report327【真夏の魔法コンサート】 川島寿美枝

会場に入ると、沢山の親子連れで賑わい、子どもたちの声がホールに響き渡っています。ステージ上には白いオーガンジーとエキゾチックな柄の緞帳が下がり、ファンタジーにあふれています。大人も子どもも楽しめるクラシックコンサートとは、どんなものかと期待が高まります。
アラジンと魔法のランプの精がストーリーの案内人です。オーケストラの演奏が始まると、どこかで聞いたことのある楽曲が次々と飛び出します。オペラのアリアあり、ダンスありで、子どもたちの目はもう舞台にくぎ付けです。魔法使いドロローソのピアノを担当する宮谷理香さんの力強い演奏に、誰もが聴き惚れてしまいました。ショパン国際ピアノコンクール入賞者と聞き、さすがと思いました。子どもたちが音楽に親しみがもてる仕掛けが沢山出てきて、最後まで楽しめ、またこの次も見てみたいと思ったことでしょう。

 

 Report328【小さな子どもたちの笑顔】 中林由紀江

夏休み終盤、土曜日の夕方、子ども連れの家族が目立ち賑わう会場に鑑賞にいきました。手渡された可愛い絵付きのパンフレットには、演奏曲全てに、作曲家加藤昌則さんが書いた分かり易い解説があり、周りの子ども達も始まる前から大人に読んでもらったりして、ワクワク感がいっぱいでした。始まるとキャスト、オーケストラ、そして私たち観客もいつの間にか物語の世界に入り込んでいました。宝塚の男役のような格好良い「魔法使い」はピアノも上手で、天は二物を与えるのだなと思っていたら、最後の紹介で後ろから可愛い「魔法使い」が飛び出してきて、俳優とピアノ奏者の二人で一役だったことにビックリしました。歌もオーケストラもピアノの演奏も全て一流で、文字通り大人も子どもも楽しめるコンサートでした。歴史上の偉大な作曲家のことも演奏付きで楽しく紹介され、勉強になった夏の日でした。来年は愛知県芸術劇場で開催される予定とのことなので、次回は孫と一緒に鑑賞しようと思いました。

 

repo_maezima_icon Report329【感動がいっぱい!みんな、見に来て】 マエジマキョウコ

はじめの一音からひきこまれました。「ファミリーフェスティヴァル」だから「子どもだましなんじゃない?」という先入観はイイ意味で思い切り裏切られました。
アラジンとランプの精がお姫様を助けるためにピアノを練習する、というお話。オペラ「ドン・ジョヴァンニ」や「ロミオとジュリエット」など名曲が並ぶなかに、ピアノを前にもんもんとするアラジンが、基礎練習でよく使われる曲を弾く場面もあって面白かった!
その音域の広さと演奏の多様性から「ピアノは小さなオーケストラ」といわれていることは知っていましたが、これほどの迫力と豊かな表現力があるとは!ピアノの音にほんと魅せられました。さらにひろがるオーケストラもすごい表現力。それに加えて力強い歌声が……コレもまた上乗せされるとすごいっ!クオリティーは超一流。ほんと楽しかった!楽しいのが音楽ですよね♪ 心に届く素晴らしい音楽会でした。