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2019年3月の記事一覧


【FORUM PRESSレポーター】「いのまたむつみ展」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2019年2月9日(土)~3月10日(日)に開催された、
【いのまたむつみ展】を、4人がレポート!

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 Report353【眼の表情が素晴らしいキャラクター】 和田卓夫

小説やゲームのイラストの分野で活躍する、いのまたむつみさんの原画展をのぞいてみました。会場いっぱいに広がる、小説『宇宙皇子うつのみこ』やアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』、ゲーム『テイルズ オブ』シリーズなど、約200点の原画。画業40年の成果がところ狭しと舞い上がってみえました。
線の美しさ、色の鮮やかさは当然ながら、眼の表情の輝きの素晴らしいこと。正面からみても、横からみても、何かを語りかけているようです。何を話しているのかな?と考えるだけでもひと時の創造が広がって行く楽しさを感じます。『宇宙皇子』の挿絵など、皇子が乗り移って来る錯覚に陥ります。
そして、衣服の綺麗なこと、色の濃淡が立体感を醸し出し、包み込んでくれるようでした。
「継続は力なり」といいますが、40年の歳月は、日進月歩の連続のようです。初期の作品には将来を展望するような力が感じられます。

 

icon_maezima Report354【いのまたさん、素敵を、永遠に!】 マエジマキョウコ

大きな瞳に優しい曲線。いのまたむつみさんのイラストは、少女漫画のように見えるのに弱々しくなくかっこよく、凛とした強さを感じさせます。それが、年齢や男女を越えて人気がある秘密かもしれません。いのまたさんが描いたとは知らずに見ていたものがたくさんあり、『宇宙皇子』や『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』、RPGの『テイルズ オブ』シリーズなど、大ヒットして、しかも長期にわたっている作品が多いことにも驚きました。
高校の時、アルバイトでアニメに関わったことでアニメーターになり、イラストレーターになったという、いのまたさん。ほんとうに絵を描くことがお好きなのでしょう。200点ほどもある原画の一枚一枚に作品への、そしてキャラクターへの愛がこめられているように思いました。
印刷と違って原画では、作者の筆の運びや息遣いまでが感じられます。見ごたえのある展覧会でした! いのまたさん、これからも素敵なキャラを待っていますね!

 

icon_kawashima Report355【美しき幻想の世界へいざなわれて】 川島寿美枝

会場に入り、展示品を見て久しぶりという感じが最初の印象です。実は30年以上も前、古代ファンタジー『宇宙皇子』を読んでいたからです。美しい表紙にかれて読み始めました。小説はもちろん面白かったのですが、いのまたむつみ先生の挿絵で小説の世界が広がり、面白さが倍増しました。
今回東海地方初の大規模原画展で、宇宙皇子のほか、ゲーム『テイルズ オブ』シリーズや小説『ドラゴンクエスト』など約200点の原画や原画が収められた書籍などが展示され、見応えたっぷりです。沢山の原画を見て、当時気づかなかった宇宙皇子の幼年から少年へと変わっていく過程を原画から感じ取りました。いのまた先生が描く少年少女はアニメのように瞳が大きく美しい顔立です。でも髪の質感や流れ、肌の色、衣服、まわりに描かれる花がとてもリアルなのです。あどけない少女のセクシーな体つき、少年の逞しい腕にドキッとしてしまいました。先生の作品を知らない方でも、原画ならではの色づかいや美しさを楽しめる展覧会と思いました。

 

 Report356【再会】 宮川あけみ

「いのまたむつみ」―今回の原画展のポスターを見るまで、すっかり忘れていました。小説『宇宙皇子』の挿絵で知ってから、どのくらいの時間が過ぎていたのか、いのまたさんの画業40年という長さに驚きでいっぱいです。そして、会場には私と同じように『宇宙皇子』の原画をジッと見つめる方が多く、その姿は当時を思い返しているようでした。作品の中の宇宙皇子は初め少年でした。それが物語が進むにつれ、少年から青年、そして壮年へと大人になっていく姿に、作品も成長すると実感しました。いのまたさんはインタビューの中で、「長く愛してもらえるのは、描き手冥利に尽きます。」と話しています。描かれた作品すべてが、見る側の心をつかみ引き付けてやまない魅力にあふれているのだと思います。繊細なタッチ、濃淡のある豊かな色彩、ぼかしやにじみのある自筆ならではの良さがあります。いのまたむつみさんの世界を再訪した貴重な時間でした。


【FORUM PRESSレポーター】「第4回ワンコインコンサート『Shiki’s Friends』」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2019年1月26日(土)に開催された、
【第4回ワンコインコンサート「Shiki’s Friends」】を、2人がレポート!

FORUM PRESSvol.91にもレポートを掲載しています。Report350はコチラからPDFでお読みいただけます。

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icon_kinorumi Report351【子どもと楽しむコンサート】 紀瑠美

0才からのコンサートは満席。お父さんの参加率の高さに驚きました。10時半からの90分間、子どもたちをあきさせない作戦とは・・・。
「Shiki’s Friends」は、マリンバの詩貴さんを中心に、ピアノの太田紗耶香さん、パーカッションの鈴木豊大さんのトリオ。かすがい市民文化財団「若手音楽家支援事業」第1期生に選ばれ活躍中です。
0才と3才の子がいる詩貴さんが「たくさん音で遊びましょうね!」と呼びかけスタート。演奏に合わせ手拍子したり、歌ったりしました。楽器クイズでは、面白い楽器の音あてで遊びました。幼稚園で働いている、3人の友だちのさっこちゃんも登場し、手遊び歌も楽しみました。
休憩後は演奏付きスクリーン紙芝居でみんなの興味をひきつけます。みんなでペットボトルシェーカーを演奏したり、曲に合わせて行進したり。メンバーの声がけと、いろいろな種類の遊びに、大人も子どもも夢中。みんなでわくわく、一生懸命に遊びました。

 

icon_NEW_tamotokannna Report352【気軽に楽しめるコンサート】 田本莞奈

文化フォーラム春日井で、ワンコインコンサートが開かれ、たくさんの親子がおとずれていました。
「Shiki’s Friends」の3人による、マリンバ、ピアノ、パーカッションの約90分間の演奏。自己紹介や楽器の紹介などもありました。0さいから入場できるということで、手遊びメドレーやアニメ・メドレー、『幸せなら手を叩こう』、『となりのトトロ・メドレー』などを演奏されていました。また、『たんばりんじゃじゃん』という、スクリーン紙芝居と生演奏や、『ガーナイア』という曲では、観客が、ペットボトルシェーカーを使って、音を出して、楽しむことができました。コンサートが終了したら、マリンバとパーカッションの体験もできました。
マリンバ、ピアノ、パーカッションの音色だけでなく、ペットボトルシェーカーを使って音を出すなど、観客も参加できるコンサートだったので、楽しむことができました。