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2019年5月の記事一覧


【FORUM PRESSレポーター】日ペンの美子ちゃん原画展


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2019年5月1日(水)~19日(日)に開催された、【日ペンの美子ちゃん原画展】をレポート!

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icon_kinorumi Report report366【日ペンの美子ちゃん、進化!】 紀瑠美

「日ペンの美子ちゃん」は、ボールペン習字講座の広告漫画です。今回は、広告原稿など267点を展示する珍しい企画。美子ちゃんが登場した1972年は、手書き原稿に印字した台詞が糊付けされていましたが、現代はパソコンで作成しSNSで発表。「令和」をネタにした漫画もすぐにアップされ、制作方法に技術の進歩を感じます。6人の作家に描き継がれてきた美子ちゃんは、社会の変化に合わせ、キャラクターやターゲット層を変えながら、ユーモアたっぷりにボールペン習字の良さをアピール。椙山女学園大学文化情報学部の木田勇輔准教授によるギャラリー・トークでは、美子ちゃんを見ながら、女性の社会進出や手書き文字のあり方の変化を社会学の視点で読み解き、面白かったです。
水書道コーナーや、市のキャラクター「道風くん」と美子ちゃんのコラボレーション商品の販売など、「書のまち春日井」ならではの企画も充実。美しい文字が書きたくなる展覧会でした。

icon_NEW_tamotokannna Report367【長年続いている漫画の原画展とは】 たもとかんな(小学生レポーター)

昭和47年~59年までの1代目から、今の6代目まで続いてる「日ペンの美子ちゃん」。
これは、ボールペン習字の広告漫画で、手書き文字の大切さを伝えてきました。
「日ペンの美子ちゃん原画展」では、1代目から6代目までの原画がずらり。みごたえ、読みごたえのある作品でした。ストーリーは、その時に流行っていたものや注目されていたもの+(プラス)日ペンの宣伝、という感じ。なので、時代によっての変化も見ている人に伝わりました。そして、展覧会の期間中には、社会学者でもある、木田勇輔先生(椙山女学園大学文化情報学部准教授)によるギャラリー・トークも行われました。木田先生は社会学者なので、時代についての変化や感じられることなどを約1時間、漫画をみながらおはなししてくださいました。
他にも、展覧会に合わせたきかくが、もりだくさん。春日井市は、「書のまち春日井」なので、水書道もありました。とても楽しかったです。

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【FORUM PRESSレポーター】入船亭扇辰独演会


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2019年4月21日(日)に開催された、【入船亭扇辰独演会】をレポート!

FORUM PRESSvol.92にもレポートを掲載しています。Report363はコチラからPDFでお読みいただけます。

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入船亭扇辰

icon_imai Report364【生で見る落語の魅力】 今井明日香

春日井初となる入船亭扇辰さんによる落語公演。会場は満員、早く始まらないものかとみんなそわそわしている様子でした。入船亭小辰さんの「真田小僧」に始まり、扇辰さんの「紫檀楼古木」、そして仲入りを挟み「百川」と、2時間があっという間に過ぎていきました。
楽しかった〜。大きな拍手の中で幕が閉じ、座ったまま余韻に浸って思いました。実は私、生の落語は初めてでした。落語初心者の私が知っておくべきことはあるかと、前日の夜はあれやこれやとネットで調べていたり。ですが心配も杞憂に終わり、落語を思う存分楽しめました!
とくに印象的だったのが、登場人物たちの演じ分けです。声と仕草だけで一人一人の個性を出しながら演じられていて、本当に目の前で本人たちが会話をしているようでした。
落語って難しそう、そんなイメージを持っている人も多いかと思います。でも全然そんなことはありません!ぜひ落語を観て、聴いて、思いっきり笑ってみてください。

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入船亭小辰