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【FORUM PRESSレポーター】「演劇集団キャラメルボックス『嵐になるまで待って』」
FORUM PRESSレポーターがイベントを紹介する「わたしレポート」。
2016年10月8日(土)に開催された「演劇集団キャラメルボックス『嵐になるまで待って』」のレポートです。
FORUM PRESSvol.77にもレポートを掲載しています。Report185はコチラからご覧ください。(PDF:5.93MB)

@春日井市民会館(撮影:かすがい市民文化財団)
Report186 「舞台は情熱の嵐」 川島 寿美枝 
清涼な秋風が吹く春日井に、熱い熱い演劇がやって来ました。人気の劇団、キャラメルボックスの『嵐になるまで待って』の公演です。
その人気ぶりは、ほぼ満席に埋まった客席から察せられます。演劇部の学生たちも、先生に引率されて楽しそうに観に来ていました。しばらく演劇観賞から遠のいていたので、若い役者さんのエンターテインメントについていけるか心配でした。ところが舞台が始まるや、ステージ上で繰り広げられるファンタジックな世界に引き込まれてしまいました。バックに流れる音楽や効果音が、ドラマを盛り上げていきます。舞台装置が面白く、そこが収録スタジオになったり、ホテルのロビーになったり、テンポよくお話が進んでいきます。時にはステージ上で二つ、三つの違う場面が同時進行します。手話の会話のシーンが出てくるのも大きな特徴で、観客が手話に対する興味をもつ効果もあったことと思います。あっという間の二時間でした。
Report187 「観る者も緊張する?嵐のようなストーリー」 のぐちりえ 
始まりは静かに。徐々に不協和音が響き出して緊張感が高まり、落雷の爆音とともに高揚したクライマックスへ!まさに“嵐”な舞台でした。鑑賞後の素直な感想は「面白かったけど疲れた…」。どうやら私、かなり緊張しながら観ていたようです。
ユーリは特徴のある“声”を持った新人声優。仕事先で、耳が聞こえず、手話を“声”としている雪絵と、そんな姉を過保護に守る作曲家・波多野に出会う。波多野は第二の“声”を使い、自分の思い通りに人の心を操作していた。そう、生死までも…!
“声”を軸に話が展開していきます。そしてもう一つの軸は“人が人を想う気持ち”。本来なら温かな感情ですが、強く想い過ぎることで、ズレが生じ、哀しい結果を招いてしまう…。緊張感たっぷりのサイコサスペンスで、且つ、考えさせられる人生ドラマでした。
舞台のセットがずっと同じまま、照明や役者の立ち位置の変化で、場面が変わったことを表現していたのも、面白いと思いました。
Report188 「嵐のアトで……」 マエジマ キョウコ 
スピーディー・スリル・サスペンス! しょっぱなから、クライマックスの嵐のシーンまで、舞台から目が離せませんでした! さすが、エンターテイナー集団の名を冠している『キャラメルボックス』さんですね! 息もつけない面白さにひきこまれてしまいました!
私は、絵本の読み聞かせや芝居の活動を通じて、言葉の力を常々感じています。このお芝居は、話し言葉のみならず、手話という言葉を扱い、さらに手話の美しさを引き出したダンスを魅せてくれました。すばらしい演出と演技に脱帽です。
自分の思い通りに他人を動かせたら……! そんな誰もが思う願いを実現させる力を持ってしまったら……? そんなコトをあらためて考えさせられるお芝居でした。
でも「楽しかったぁ」。お芝居の真髄は「楽しさ」にあると思います。『キャラメルボックス』さんのお芝居は楽しくてスゴイ! ステキ!! スバラシイ!心から楽しめたお芝居は久しぶりでした。
Report189 「息もつかせぬファンタジックな世界」 與後 玲子 
誰の耳にも聞こえる普通の声と、人を操る“二つ目の声”を持つ作曲家・波多野。そして、声を奪われた声優志望のヒロイン・ユーリ。波多野の姉・雪絵は、耳が聞こえず手話で会話する役柄。
当初、手話について、まったく知識のない私が、ストーリーを理解できるのか不安でした。しかし、幕が上がるとすぐに、役者の表現力、舞台効果により、まったく違和感なくすぐに舞台と一体になることができました。
人は、追い詰める、また追い詰められると、想像をはるかに超えた強い想いを、言葉として表現します。その言葉は、人を生かしも殺しもします。言葉の中に宿ると伝えられている”言霊”は人を操ります。
手話を交えて構成された、人の想いと言葉をめぐる物語は、演劇ファンのみならず、私のような初心者にも本当に楽しめ、尚且つ、人を想うということを考えさせるものでした。さらに、音響効果も物語を面白く、スピード感溢れるものとしていました。
Report190 「人と人のバリアを開放したとき」 阪井 真佐子 
『キャラメルボックス』がやってくるというので、心待ちしながらその日を迎えました。演劇は好きなので、機会があれば観に行く私です。キャラメルボックスの芝居は内容がわかりやすく、エンターテインメント要素も強いので、いつのまにかお芝居の中に引き込まれていきました。今回の『嵐になるまで待って』は、サイコ・サスペンス。ドキドキハラハラさせられる場面も多々あり、主役のユーリになったかのように緊張したものです。舞台セットは一つだというのに、出演者の演技によってうまく人の想像力を働かせ、様々な場面を表現していました。この演劇の特徴は、“手話”を取り入れていることにあります。登場人物に雪絵という耳が聞こえない女性がいることもありますが、演出家・成井豊氏の意向でもあるようです。「手話は自分の気持ちを全身で表現できる、きわめて演劇的な言葉」だとのこと。そういう意味でも斬新な演劇でした。
【FORUM PRESSレポーター】「サンマルシェ『40周年記念』柳家喬太郎独演会」
FORUM PRESSレポーターがイベントを紹介する「わたしレポート」。
2016年10月2日(日)に開催された「サンマルシェ『40周年記念』柳家喬太郎独演会」のレポートです。

柳家喬太郎(撮影:かすがい市民文化財団)
Report182 「喬太郎ワールドにどっぷり」 テキスト=かつみ I 
「きょんきょんと呼んでいただきたい」と、春日井を初めて訪れたという柳家喬太郎さん。紫の着物に銀色の御髪がよく映えます。
一席目は、古典落語『小言幸兵衛』。家主の幸兵衛さんが長屋を回って、店子希望の客にあれやこれやと難癖を付けます。彼の想像力や逞しく、数年先まで話を作って聞かせるのです。まるで私も長屋の住人になって「ふんふん、そうねぇ」と、聞き耳を立てているような気分に。
次の『抜け雀』は、宿屋の衝立に絵師が描いた5羽の雀がチュンチュンと飛び出す話です。こちらも、私はその絵を見たくて行列に並んでいる一人になったように引き込まれていきました。
喬太郎さんは小さな笑いをいくつか盛り込み、会場全体のボルテージを徐々に上げていきます。そして最後の落ちによって、ドンと大きな笑いで一気に弾けるような舞台を作り上げました。それが、たった座布団一枚の広さの中で行われるのだから「きょんきょん、お見事!」としか言いようがありませんでした。

三遊亭橘也(撮影:かすがい市民文化財団)
Report183 「話術は十人十色」 テキスト=宮川 あけみ 
高蔵寺ニュータウン内の商業施設、『サンマルシェ』の40周年記念に開かれた、柳家喬太郎独演会。人気も実力もピカイチな落語家という評判通り、会場にはチケット完売のお知らせや、ロビーを埋める観客の姿がありました。
前座を務めた三遊亭橘也さんは、来春真打ちに昇進する若手。演目の『擬宝珠』は喬太郎師匠に教わったとのこと。汗をかきながらの熱い話しぶりでした。
そして、真打登場。袖から現れたのは、恰幅のいいゑびす顔の喬太郎師匠です。演目は二つ。一人何役もこなす会話が中心の『小言幸兵衛』と『抜け雀』。どちらも登場人物が多く、長屋の大家になったり職人や浪人者、さらには女将になったりと大忙しでした。不思議と、「いるいるこんな人!」と思ってしまったほどです。
今回、話し方や仕草一つで、人となりがスッと変わる様子を目のあたりにし、その自然さに落語ワールドの深さとおもしろみを知りました。十人十色、巧みな話術にはそれぞれの色がありますね。
Report184 「笑門来福」 テキスト=ますだ けいこ 
キョンキョンこと柳家喬太郎さんの独演会は、小学生からシニア層まで、大入りの春日井市東部市民センターで熱〜く開かれました。
前座は、真打ち昇進が決まったという三遊亭橘也さん。師匠の前では初めてという『擬宝珠』を公開稽古と称しながら、一気に語ります。大きな笑いに包まれた会場の評価は言うまでもなく、師匠の耳にも響いたに違いありません。
座布団を返して、喬太郎師匠の出番です。枕まで面白いとの評判通り、最初から絶好調です。春日井ネタもありで、熱さと円熟味を共に感じさせてくれるのは、さすがです。『小言幸兵衛』の突拍子もない、小言というより、妄想(?)にも、肯いてしまいそうなほどでした。
仲入り後は、「抜け雀」。宿屋の主人と他の登場人物との掛け合いのリズムが絶妙で、笑いのツボに入ってしまいました。オチで、一瞬考えてしまって、他の方の笑いに遅れをとって不覚を喫したものの、思い切り笑って、翌日への活力をもらうことができました。
【FORUM PRESSレポーター】昼コン・夜コン200記念Special
FORUM PRESSレポーターがイベントを紹介する「わたしレポート」。
2016年9月16日(金)に開催された「昼コン・夜コン200記念Special 『珠玉のアトリウム音楽』」のレポートです。
FORUM PRESSvol.77にもレポートを掲載しています。Report180コチラからご覧ください。(PDF:5.93MB)

@文化フォーラム春日井・交流アトリウム(撮影:かすがい市民文化財団)
Report181 「名演奏家はシャイで大胆?!」 テキスト=マエジマ キョウコ 
「アマノジャクなので、有名な曲はあえて弾かないんです」という内匠慧さんが選んだのは、超絶技巧の難曲ばかり。それを軽々と弾きこなす姿はさっそうとして、若さにあふれています。まさに「音の洪水!」 圧倒されてしまいました。
23歳で、世界中でリサイタルをひらくなんて、タダモノではありません。けれど、地元・春日井でご両親や友達が来ていたせいもあってか、ちょっと照れながらのトーク。“ギャップ萌え”で、ドキドキしてしまいます。
コンサートの後、お話をうかがう機会に恵まれました。ていねいに答えてくれる内匠さんは、大胆でスピーディーな演奏とは違って、シャイな印象。
「こういう公共の場での演奏は、イギリスの教会に雰囲気が似ていて楽しかった」とのこと。
「『月の光』はリクエストですが、それ以外は、コンサートではできない、普段と違う曲にしました」と、裏話も聴けて嬉しい気持ちになりました。
さらなるご活躍をお祈りしています!

公演後インタビューの様子
【スタッフ鈴木のアレコレ紹介】「演劇集団キャラメルボックス『嵐になるまで待って』」
嵐の後のおはなし会
みなさまこんにちは!スタッフの鈴木です。
去る10月8日(土)に、春日井市民会館では、
演劇集団キャラメルボックスの代表作『嵐になるまで待って』を上演いたしました。
公演当日は、市内外から多くのお客様がお集まりくださり、
役者さんたちのほとばしる熱演に、会場はたくさんの笑いと拍手に包まれました。

まさに「嵐」のような盛り上がりを見せた1日の後、残ったのは…

大量のアンケートでした!
これほどたくさんのご回答をいただくことはなかなかありません。
ご来場の方の約2人に1人が記入してくださったことになります。
1枚1枚じっくり読ませていただきましたが、舞台に負けない‟熱い”感想がたくさん書かれていました。
いただいた感想の一部をご紹介します。
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「生でお芝居を観たのは初めてでしたが、迫力に圧倒されました!」(50代・女性)
「たくさん笑って、心がじーんとなって、こわくなって…。ずっと拍手していたかったです!」(10代・女性)
「自分は手話が好きで少し勉強していたので、手話が出てきてすごくうれしかったです」(10代・男性)
「孫がろう者です。少しは手話がわかるので、とても楽しく観ました。ありがとう」(70代・女性)
「出産前にキャラメルボックスを含めて観劇が趣味だったので、子どもと来られて感動を共有できたのが良かったです。子どもも、おもしろかったみたいで真剣に観ていました」(30代・女性)
「すばらしい公演でした。発声や舞台上での立ち回り、照明や音響など、自分の部活動の参考にしたいと思います」(10代・女性)
「いつもキャラメルの公演を観に来ていますが、今日はお客さんに学生さんがいっぱいいて、開場待ちをしている時からいつもと違う空気にビビッていました。が、私も高校生の頃、演劇部で、部のみんなでお芝居を観に行ったことを思い出してなつかしくなりました」(30代・女性)
「公演はもちろん良かったのですが、様々な年齢層のお客さんがたくさん来てくれてよかったです」(40代・男性)
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一つ一つのエピソードから、様々な背景を持つ方が『嵐になるまで待って』を楽しんでくださったことが伝わり、スタッフ一同うれしい気持ちになりました。
みなさま、ご来場誠にありがとうございました。いただいたご意見を、今後の公演に生かしていきます。
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また、『嵐になるまで待って』公演終了後にはこんな企画も…。
「FORUM PRESSレポーター」のみなさまに集まっていただき、
今回のお芝居を観た感想を共有し合う「おはなし会」を実施しました。

感動は、1人でしみじみ、かみしめるのもいいものですが、
誰かと話すことで、新たな発見があるのでは?と思い、こうした場を設けました。
集まってくれたメンバーは、年齢も性別も違う8名!(小学生の男の子も参加してくれました!)
「心が動かされたところ、気になったところ」「疑問に思ったところ、他の人に聞いてみたいこと」
を1人ずつお話しいただきました。
最初は少し緊張されていたレポーターのみなさんでしたが、
最後には「そういう考え方もあるんだー!」などと、笑顔でお話しする様子が見られました。

「お話し会」に参加した感想をレポーターのみなさんにお聞きしました。
「同じ演劇を観たのに、劇の解釈が違い、興味深かった」
「レポートを書くとき、自分の感想はこれで大丈夫かしらと不安に思っていたが、皆さんの感想を聞くことで安心できた」
「自分とは異なる感想を聞くことで新たな感動が生まれた」
「今後、学生さんやご高齢の方など、様々な世代の人の感想が聞けるとおもしろい」
自分とは違う誰かのお話を聞くことで、新たな発見があったのではないかなと思いました。
このような企画を、今後も様々な形で実施していけたらいいなと思っています。
FORUM PRESSレポーターによる『嵐になるまで待って』の公演レポートは、後日、
情報誌FORUM PRESSおよび、このブログで公開します。
演劇の持つエネルギーの大きさ、そしてそれが人と人との間に広がっていく様子を、
目の当たりにすることができた『嵐になるまで待って』の春日井公演でした。
11月以降のかすがい市民文化財団のイベントラインナップにもぜひご期待くださいね!
【スタッフ鈴木のアレコレ紹介】ファミリートイレご紹介~温水洗浄便座がつきました!~
みなさまこんにちは。スタッフの鈴木です。
だんだんと秋が深まってきましたね。通勤中、道に色づいた葉っぱが落ちているのを見て、
「秋だなあ」としみじみ感じる今日この頃です。
さて、今日は、文化フォーラム春日井の設備に関するお知らせです。
この度、文化フォーラム春日井内にある全てのファミリートイレに、温水洗浄便座がつきました!
ご来館のみなさまから多くのご要望をいただいていましたが、この度、実現することができました。
スタッフ一同「やっと取り付けられたね!」と喜んでいます。みなさま、お待たせいたしました。
だんだん寒くなってくるこれからの季節に、快適にご利用いただけるトイレになったと思います。


ボタンはこんな感じです。
また、「子ども用便座」を、各ファミリートイレにひとつずつ用意しています。
小さなお子さまをお連れのお客様はぜひご利用ください。


文化フォーラム春日井の「ファミリートイレ」は館内の1階から4階、計7か所にあります。
車椅子やベビーカーが入る広いスペースがあり、おむつ交換台、男子用小便器などの設備がありますので、
どなたでも安心してご利用いただけます。

入口の様子です。

ファミリートイレは、フロアマップ内の、車いすマーク
の場所にあります。
みなさま、ぜひ、快適になったファミリートイレをご利用ください♪
【FORUM PRESSレポーター】「ドン・キホーテの夢」
FORUM PRESSレポーターによる「わたしレポート」。
2016年7月30日(土)に開催された『ドン・キホーテの夢』のレポートです。
FORUM PRESSvol.76にもレポートを掲載しています。Report172はコチラからご覧ください。(PDF:4.19MB)
Report173「眼福を得られたバレエ公演」 のぐちりえ
バレエ=女性、男性はあくまでも添えもの、というイメージがありました。しかし、この『ドン・キホーテの夢』では、素晴らしい肉体美の男性がたくさん出てきました。我が息子がバレエを始めたばかりということもあり、男性ダンサーの足さばきや、ジャンプの高さなど、技術的な面ばかりを注視。皆さん見事な踊りっぷりでした。
女性ダンサーたちの踊りもため息が出るほど美しい。中でも足のつま先だけで踊る姿は、繊細な中にも力強さを感じ、目の保養となりました。
劇中、案内役の「サンチョ・パンサ」による簡単な解説と愉快な狂言まわし、そして登場人物の踊りで表現された喜怒哀楽、かつパンフレットのあらすじを読むことで、十分に楽しむことができ良かったです。
また、この公演では、春日井市内のバレエ教室に通う少年少女たちとの共演も行われました。間近で本物の美に触れられ、後輩たちを育てる良い場にもなっているのだと感じました。

Report174「本物の感動を子どもたちと。バレエの素晴らしさを体感」 紀瑠美
夏休みの人気イベントとなったプロのバレエ団による「子どものためのバレエ」。春日井市はバレエ教室が多いというだけあって、たくさんのお客様が工夫を凝らしたバレエを楽しんでいました。
バレエ『ドン・キホーテの夢』は、主役の若い男女の恋模様をめぐる冒険物語。美しい舞台で華やかな踊りが繰り広げられました。衣裳も舞台セットも、全幕を上演する時と同じものを使用していて、スペインの雰囲気を存分に楽しめました。見どころをギュッと集めた贅沢な構成で、子どもたちも舞台に集中していました。難しい技が披露されるたび、客席からは盛大な拍手が送られました。
今回も春日井市内のバレエ教室から選ばれた小中学生が共演していました。子どもたちは、プロのバレエ団に混じり、堂々と踊っていて、将来が楽しみでした。
登場人物がストーリーを解説したり、出演者が客席に来てくれたり、すてきなパンフレットがもらえたり、嬉しい演出がもりだくさんでした。

Report175「華やかなバレエの世界に夢心地」 阪井真佐子
女の子なら一度は憧れる「バレエ」の世界。あの華やかな舞台に、熱い視線を送っていたのは、私だけではありません。夏休みに入って、お母さんの横に座り同じく熱い視線を送っていたのは、将来プリンシパルを夢見ているのだろう、可愛いお嬢さんたちでした。春日井市は、バレエ教室が多いそうです。そんなみんなの視線を釘付けにしたのは、やはり主役の2人・床屋の青年バジルと町娘のキトリです。クラシックバレエの醍醐味を充分に味わせてくれた2人の技術は素晴らしいものでした。トウシューズで凛と爪先立つ姿は、まさに憧れの美しさです。ラストの「グラン・パ・ド・ドゥ」は、観ているものを幸せな心地にしてくれる優れた技の連続でした。東京バレエ団の世界観が披露された美しい舞台に、久しぶりに興奮を覚えました。また、子どもたちにもわかりやすいようにと、ドン・キホーテの従者サンチョ・パンサが行う解説も、この舞台をさらに面白くしてくれました。
Report176「バレエは昔から少女たちのあこがれ」 川島寿美枝
会場に入ると、親子連れの観客でいっぱい。さらに、おばあちゃん、ママ、子どもという三世代の家族も沢山いました。そう、バレエは昔から少女たちのあこがれでした。東京バレエ団の『ドン・キホーテの夢』は子どもだけでなく、昔の少女たちをも夢の世界へ誘ってくれました。
従者サンチョ・パンサの案内で、主役のキトリと恋人バジルを中心にお話が進んでいきます。主役の2人の踊りはさすがに一流。息を吸う事も忘れ、ただ見惚れるばかり。会場からは割れんばかりの拍手が起きていました。春日井市内のバレエ教室の子どもたちもバレエ団の方々に混じって、堂々の演技を見せてくれました。きっと沢山のおけいこをしたことだと思います。
忘れてはいけないのがドン・キホーテとサンチョ・パンサと共に旅する馬のロシナンテ。とてもキュートで、ノリノリのステップで場内を沸かせ、惜しみない拍手が送られていました。
Report177「真夏の夢のクラシックバレエ」 マエジマキョウコ
華麗! 豪華絢爛!! あっさり風味の日本とは一味も二味もちがう、こってり華やかなスペインで、波乱万丈なストーリーがくりひろげられます。ドン・キホーテの従者、サンチョ・パンサのお話のおかげで、すぐに物語の世界に入れたのもうれしい舞台でした。
バレエといえば優雅なものだとばかり思っていましたが、喜劇の要素もあることを初めて知りました。勝気なキトリ、りりしいバジル、さっそうとした闘牛士たち。それに、生真面目なクセにおマヌケなドン・キホーテとサンチョ・パンサ、ガンコなロレンツォにちょっぴり変人なガマーシュ。踊り方で性格まで演じわける演技力のゆたかさに感動です。そして、春日井の子どもたち20人のかわいかったこと! 心から拍手を送ります。
カーテンコールのあと、ダンサーのみなさんが客席まで降りてきてくれたのも楽しいサプライズでした。手をさしのべると気軽に握手してくれたりもして……。
夢のようなひとときでした!
Report178「夢のような至福の一時」 與後玲子
『ドン・キホーテの夢』は、シーンの合間に、馬のロシナンテと案内役サンチョ・パンサが登場し、お話しながらストーリーが進む、バレエの初心者や子どもにもわかりやすいバレエ公演です。
私は、バレエ鑑賞は、はじめての経験です。なんとなくチケットが高いような気がしたし、バレエの知識や経験のない者には、難しいのではないかと勝手にハードルを高くしていました。しかし、今回それを大きく覆させられました。人間の鍛えぬかれた四肢と指の先々まで及ぶ繊細な動きで表現される舞踏は、まさしく芸術の極みだと思いました。研ぎ澄まされた、そしてダイナミックな『美』がそこにはありました。叶わぬ「夢」ではありますが、今もし自分に若さとエネルギーがあれば、バレエの門下生にチャレンジしてみたいと思いました。公演終了後、見ず知らずの隣の席の方々と口々にすばらしかったと互いの感動を共有しました。暑い夏を乗り切る、夢のような至福の一時でした。
【FORUM PRESSレポーター】「松竹大歌舞伎」
FORUM PRESSレポーターによる「わたしレポート」。
2016年7月18日(月・祝)に開催された『松竹大歌舞伎』のレポートです。
Report169「熱い歌舞伎」 かつみ I
梅雨明け宣言が発表されたこの日、市民会館に歌舞伎ファンが一堂に集まりました。染五郎人気に大入り満員となった会場を見渡すと、中高生、留学生、着物姿の女性など客層の広いこと!
『晒三番叟』では如月姫を演じた中村壱太郎が白旗を両手に持ち、ひらひらとリボンを翻すように舞う艶やかさに目を見張ります。紫の羽織を脱ぐと真っ赤な着物となり、次に白へ薄桃色へと立て続けに衣装が変わる〝引き抜き〟はまるで色彩のマジック。
市川染五郎主演の『松浦の太鼓』は忠臣蔵の外伝です。大名の松浦候が不機嫌になったり、太鼓の音に喜んでみたり。二枚目染五郎さんが立派な黒い馬に乗って登場するも、その馬から転げ落ちて何とも愛嬌たっぷりのお殿様を演じ、観客の笑いを誘います。後半、赤穂浪士の気持ちを深く慮る場面は心模様を丁寧に演じ、彼の魅力を見せてくれました。400年を超す歴史ある歌舞伎は、外の猛暑に負けない熱さを帯びた舞台だったと思います。

春日井市民会館ロビーの様子
Report170「春日井の夏は歌舞伎から」 宮川あけみ
幕が上がる前、檀上に今公演で座頭を務める市川染五郎さんが登場し、挨拶がありました。テレビで拝見する歌舞伎俳優が目の前にいるということで気分もグッと上向き、公演に対する期待も高まりました。
演目は3つでしたが、メインは染五郎さんが叔父である中村吉右衛門さんに指導を受けた「松浦の太鼓」。この話は、仇討ちで有名な「忠臣蔵」のサイドストーリーともいうべきもので、染五郎さん演じる大名松浦鎮信と俳諧の宗匠、赤穂浪士、腰元や家臣たちの会話が中心です。この殿様の喜怒哀楽が話に真実味をもたせ、どっぷり世界にハマってしまいました。とにかく役者の皆さんの声音が表情以上に豊かで、使い方も巧み。自分の舞台に観客をグイグイ引き込んでいく力がありました。これが伝統の強みかと感動し、しばらく席を立てませんでした。
歌舞伎は難しそうと思われがちですが、「松竹大歌舞伎」は地元で本物を鑑賞できるまたとない機会です。ハマってみませんか。
Report171 「これからは気軽に観たい歌舞伎」 のぐちりえ
今公演で座頭を務められた市川染五郎さんを始め、有名な歌舞伎役者は知っているものの、歌舞伎自体は今回が初鑑賞でした。
観終わって感じたのは「歌舞伎はエンターテイメントなんだ~!」ということ。
『晒三番叟』は朱色を主体とした舞台に、鮮やかな着物を着た女形の役者さんが映え、とても優雅な美しさ。舞台上で早着替えをしたり、脇役の方がアクロバティックな動きをしたりと、目を楽しませてくれました。
『松浦の太鼓』はあの有名な忠臣蔵のスピンオフとのこと。あらすじはチラシに載っていたものの、登場人物のセリフが現代語と若干違ったため、大雑把な話の流れしかわからず残念…。イヤホンガイドを利用した息子は笑いながら観ていたので、次回観る時にはイヤホンガイドは必要不可欠だなと思いました。
歌舞伎は近寄り難いと思っていたのですが、元々は江戸庶民のお楽しみ。ドラマを観る感覚で、また気軽に観に行きたいなと思いました。
【FORUM PRESSレポーター】「山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサート」
FORUM PRESSレポーターによる「わたしレポート」。
2016年7月1日(金)に開催された『山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサート』のレポートです。
Report165「春日井と、観客と、山下洋輔と。」 野口 颯一朗(中学生レポーター)
春日井に深い思い入れがあるという山下洋輔さん。今公演は新曲『ノッキン・キャッツ』から始まりました。凄腕ミュージシャンたちが演奏テクニックを披露するとともに、紹介されていきます。実はこの曲、春日井が初演だったそう。メインプログラムは『ラプソディ・イン・ブルー』と『新世界より』。普段はオーケストラで演奏する曲ですが、松本さんのアレンジで大変身!サックスやドラムの音色と相まって、『ラプソディ・イン・ブルー』は渋く切ない印象でした。『新世界より』はJAZZ特有の間の取り方や、いい意味でなんでもアリのアドリブで、活気にあふれ情熱的に聴こえました。一方、有名な「家路」の部分では、重厚なサックスとピアノがしっとりと大人のメロディを奏で、包み込まれるようでした。
演奏後、スタンディングオベーションの中、1人の女性が山下さんに大きなバラの花束を贈っていました。春日井のお客さんと山下さんとの絆を感じたワンシーンでした。

Report166「音楽変幻自在」 ますだけいこ
トランペット、トロンボーン、サックスに、ベースとドラム。白いスーツの山下洋輔さんのピアノを併せて16人で、スペシャル・ビッグバンドの演奏が始まりました。新曲『ノッキン・キャッツ』です。「扉をたたくジャズマン」を意味するこの曲は、アドリブソロを弾くメンバーを順に紹介していくというエキサイティングなもの。卓越したテクニックに期待が広がりました。
メインプログラムは、『ラプソディ・イン・ブルー』と『交響曲 新世界より』。クラシックの名曲が、ジャズアレンジで別の曲のようです。聞き覚えのあるメロディーで、元の曲の存在を感じるものの、ピアノが駆け抜け、ドラムは鳴り響き、さらに楽器間で迫力満点の掛合いが繰り広げられました。圧倒されるばかりのキレキレの演奏は、ジャズそのもの。山下さんのビッグバンドならではだと思いました。
老若男女さまざまな観客席もノリノリで、スタンディング・オベーションで幕を閉じた熱い2時間でした。
Report167「世界的ジャズピアニスト山下洋輔と凄腕ミュージシャン15名が、春日井に帰ってきた!」 紀瑠美
盛大な拍手に迎えられ、新曲『ノッキン・キャッツ』でスタート。「キャッツ」はジャズメン、「ノック」は扉をたたくという意味だそう。お客様に対して扉をたたくようにバンドメンバーを紹介する曲です。山下さんの紹介に合わせて、各メンバーの素晴らしいアドリブ演奏が披露されます。メインは、結成10周年にふさわしく、『ラプソディ・イン・ブルー』とドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』の豪華プログラム。ジャズならではの演奏で、ファンの期待に応え、盛り上がりました。
曲の前後に舞台左のマイクで話をされる山下さんの正面には熱烈なファンの姿が見られました。会社帰りと思われるワイシャツ姿の男性たちです。もちろん、客席全体が彼らのファン。大きな花束をプレゼントした女性もいました。山下さんも春日井のファンに深い思い入れがあるそうです。
休憩時間には調律師がピアノを調律している様子からも、山下さんの演奏の激しさを実感しました。
見て、聴いて、感じて、エネルギーを受け取ったコンサートでした。
Report168「山下洋輔ビッグバンドが放つ爆発的圧巻コンサート」 與後玲子
今回の「山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサート」は、ドヴォルザーク「交響曲第9番新世界より」のジャズアレンジや、山下氏が、このバンドのために初めて書き下ろした『ノッキン・キャッツ』などが披露された豪華なプログラムでした。ビッグバンドのメンバーたちは、それぞれがバンドマスターを務めるトップレベルの演奏家です。
彼らの放出する圧倒的な音の迫力、テクニック、パワーは、観客の身体全体を震撼、感動させました。私も、そのメロディーやリズムに合わせて、自然に身体を動かしたくなりました。
演奏家たちの内なるエネルギーが、即興的な演奏によって、時に激しく、時にやさしく表現されているように感じられた、すごいコンサートでした。
【FORUM PRESSレポーター】「第28回日本舞踊鑑賞会」
FORUM PRESSレポーターによる「わたしレポート」。
2016年6月26日(日)に開催された『日本舞踊鑑賞会』のレポートです。
Report161「お師匠さんも初めての人も、大人も子どもも楽しめる!魅力たっぷり実力派の日本舞踊 」 紀瑠美
こんなに素晴らしい日本舞踊鑑賞会を地元で観られるとは、と嬉しい驚きでした。
春日井市の日本舞踊文化の発展を目的として始まったこの鑑賞会は、毎回、特別ゲストを迎え、今回で28回目。
第1部は、市内の舞踊家6名が、古典演目を1人ずつ順に披露する贅沢なプログラム。雪の降る幻想的な舞台に華やかな衣裳で舞う『鷺娘』では、舞台上で一瞬にして衣裳が変わりました。一方、『外記猿』では白屏風だけのシンプルな舞台で、あたかも猿がいるかのように猿回しを踊りで表現しました。
第2部は、特別ゲスト『五耀會』のトークでスタート。面白いやり取りに、会場は和やかな雰囲気に。日本舞踊の魅力を伝えるため4流派の舞踊家で結成された五耀會は、紋付き袴姿で様々な役を演じ分ける「素踊り」で、創作舞踊『さるかに合戦』を個性豊かに演じました。上演中も客席からは拍手や笑い声がおこり、盛大な拍手とブラボー!のかけ声と共に幕を閉じました。

Report162 「日本の伝統ってすばらしい!!」 マエジマキョウコ
「日本舞踊って、こんなにバラエティーがあったんだ……」。
お芝居に夢中な娘と、なんとかお店に帰ってもらおうと奮闘する丁稚がコミカルな『団十郎娘』。雪景色の中、幽玄な冒頭から最後の「狂い」まで、幾度もの早変りで魅せる『鷺娘』。いなせな男踊りの『船頭』。芸者の粋なお色気がたっぷりの『俄獅子』。お座敷の情緒がしのばれる『外記猿』。そして寿ぎの『島の千歳』。衣装の艶やかさももちろんですが、踊りの多彩さにうっとりしました。
続いて特別ゲスト『五耀会』によるトーク。流派を超えて2009年に集った5人は、イケメン揃い。気取らない爽やかなトークに親近感がわきます。
そして『義太夫 さるかに合戦』。さっきの爽やかなイケメンはどこ?! はっちゃけた体当たりの熱演に、会場は笑いの渦に巻き込まれます。もう、一挙一動、目が離せません。「日本舞踊界を代表する実力派の真骨頂ここにあり!」と魅せられました!
日本の伝統舞踊のすばらしさを心から堪能した3時間でした。
Report163 「日舞って面白い!」 阪井真佐子
春日井市で3年に1度開催される『日本舞踊鑑賞会』も今年で28回を迎えると聞いて、さすが芸どころ名古屋の膝下だなと感心しました。長唄三味線を習っている私には、大好きな演目ばかりです。それぞれの流派の舞踊家が踊られる優美な立姿を堪能しました。中でも『鷺娘』は、いつ見ても楽しめる演目です。一瞬にして衣装が変わる「引き抜き」は圧巻で、日舞の醍醐味を感じました。そして、最後を飾ったのは、日本を代表する舞踊家で結成された『五耀會』による『義太夫 さるかに合戦』。もはや日舞を超えた、まるでお芝居のような世界でした。5人によるトークショーもあり、その中で、素踊りで表現することの大事さをお話しされていました。確かに紋付・はかま姿で見事に猿、蟹、臼、蜂、栗などを演じられ、加えて情景描写も巧みで、シンプルな舞台でも想像力を働かせて楽しむことができました。日舞を「面白い!」と思えたのは新鮮でした。
Report164 「さるかにがっせん たのしかったよ」 小学生レポーター(2年生)・たもとかんな
だい1ぶは、春日井の日本ぶようの先生方6人によるおどりでした。おもしろいうごきのおどり、せんすやお花などをつかうおどり、きれいなきものをきておどるおどりなどがありました。すばらしかったです。
だい2ぶは、ゲストのごよう会のみなさんが「さるかにがっせん」というえんもくをひろうしてくれました。「すおどり」といって、もんつきはかまをきておどっていました。さるや、かになどを「すおどり」でおどるのは、ひょうげんがむずかしいのかなと思いました。しかし、さるならさる、かにならかにというふうにわかりやすいふりでした。おもしろかったのでたくさんわらってしまいました。とくにおもしろいと思ったのは、かにの歩き方です。おもしろかったので、かえりみちにかにの歩き方をすこしまねしてみました。大きくなったらわたしも「さるかにがっせん」のえんもくをぶたいでひろうしたいです。
【スタッフ鈴木のアレコレ紹介】インターンシップ最終日!
みなさまこんにちは!スタッフの鈴木です。
8月からの約1か月間、かすがい市民文化財団では、インターンシップ実習生をお迎えしました。
今年実習に参加されたのは、名古屋造形大学の4年生、井出菜々美さんです。

前回の「夕涼みシネマ」のブログは、井出さんが書いてくれましたが、
文章だけでなく色紙にイラストも描いてくれました!
繊細なタッチで描かれた素敵なイラストに財団スタッフもびっくり!
井出さんが洋画専攻と聞いて納得です。
さっそく事務所に飾らせていただきました♪

短いインターンシップ期間ではありましたが、ワークショップ「昼涼みプロジェクト」、
ロビーコンサート「昼コン」、市民の方による発表会「アトリウム音楽祭」など
イベントの運営補助のほか、施設の点検やチケット販売など、様々なお仕事を体験していただきました。

8/24@施設点検(文化フォーラム春日井の屋上!)

8/25@昼涼みプロジェクト「大きな迷路であそぼう!」

9/3@昼コン「俺たちは!MGD!」

9/10@アトリウム音楽祭
最終日となった9月13日には、施設内を歩き回って危ないと思うところを探し、
よりよくするにはどうしたらいいか?を考えてまとめました。
固定観念にしばられていない井出さんの視点だからこそ、気づくこともあったのではないかと思います。
幅広い業務内容を体験した感想をお聞きすると…
「インターンシップで体験したお仕事は、未知のものばかりで、私にできるのかと不安でいっぱいでした。でも、イベントやワークショップで出会った人と触れ合えたことが印象的で、忘れられない思い出になりました!」
と答えてくれました♪
私スタッフ鈴木も、楽しそうに子どもたちと接したり、
いつも全力で仕事に取り組まれている井出さんの姿に、刺激をもらいました!
インターンシップの期間が終わるのは、寂しいですが、今後のご活躍を財団スタッフ一同期待しています!